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2006年11月 8日 (水)

「功名が辻」44 おつかれさまの大戦

   なんとか10時前におうちにたどり着いて、関ヶ原はBSで見ました。
   史実ではあんまり一豊さま活躍してないらしいので、どんなおおげさなドラマオリジナルがあるか戦々恐々だったんですが。
   アヴァンタイトルからアナウンサーノリノリで現れ、関ヶ原の布陣を解説します。明治になってからドイツの陸軍顧問さんにこの関ヶ原の布陣を見せたら「こりゃ西軍勝ったな」なんて言われたらしいですが、そりゃ、動員人数がみんな一丸となって働いたらの話。実は家康により西軍は切り崩し工作がどんどん進んでおったのです。だいたい、島津くんはもともと家康に味方する積もりで出てきて、不幸な行き違いでしょうがなく西軍にいるだけだし。毛利くんは六平太情報どおり親戚一同3つに別れてるし、どのドラマでも覆面姿でナニこの人と思ってたら大谷くんはハンセン氏病で戦場では座ってるだけの存在らしいし(どっかで読みましたが、そのちょっと正視しがたい容貌の大谷くんが点てた茶に鼻汁だか膿だかの落ちて、客はみな「うっ」となったのを三成くんだけが気にせず飲んでくれたので彼は永遠の友情を三成くんに誓っていたのだとか。イロイロとTVでは難しいエピソードですかね)。ま、とにかく西軍は烏合の衆と。
   先陣争いとか、そういえば別の作品では違うような感じだったなぁとかおかあさんおぼろにしか覚えてませんので、「今回はこんな感じでいくのね」と騙されました。史実に詳しい方は切歯扼腕だったらしいですな。ま、今回は一豊さまが主役なんだし、島左近が出てこないとか、井伊直政はムスメムコの松平ナントカと一緒にいるはずだとか、小早川には家康からお目付が横に付いてるはずだとか、いいじゃんもうそんなの(良くない!)。
   え~と、小早川は土壇場でブルって動けず、業を煮やした家康に銃弾をぶち込まれてやっと動いたってのがミソですか。
   「戦況は!?」
   「味方が勝ってます!」
   「味方ってどっちよ!」ってやりとりには笑ったな。なんでも、シバリョウ作品に実在のやりとりとか。そして、毛利公認のスパイ、六平太が横におって一生懸命裏切りをそそのかしておるのです。最後の「三成が勝っても関白にしてくれるってのは空手形だよ」が効きましたかね。三成が勝っても天下人になれるわけじゃないから、自分の思うままに人事権発動できないし、あんた毛利の一族でしょ、毛利輝元をさしおいてその若さで関白になんかなれるわけないじゃん、いや、一族で浮いてもいいなら止めないけど……さすが、六平太は状況把握とそこからの考察がウマイ。そしてさらにだめ押しの家康の「ぶっ放せ」。あの、史実は鉄砲だったと思いますよ。いくらなんでも、あの大砲どっかんどっかんはヤバイと思いました。味方になるはずの小早川の足軽さんたちが吹っ飛んでます。いい、もう、ここはきっと笑いどころなんだろう。戦慣れしたジジイといいようにあしらわれる小僧というこの戦いの構図がここに現れてると思いますね。
   途中、ナレーション担当のあのアナ(名前が出てこない!)が、陣羽織姿で乱入、ジオラマの様な模型を使って陣立ての説明をしたのには興ざめ。その線で通すならともかく、そこ一カ所だけだったし。六平太情報をもとに吟が千代さんに講釈するかたちとかとれなかったかしら。
   戦局が動いたら、あとは一豊さまは切って切って切りまくるだけ。目立つところでは島津さん所が敵中突破で息子討ち死にのじいさんとその回りだけなんとか生還という奇跡の退却をやってますね。「図解クラウゼヴィッツの戦争論」でも、この退却は古来ほとんど成功例のない退却の中の素晴らしい数例のひとつとして詳しく講釈されてました。80人しか残らなかったって。老い先短い年寄りよりもういい年の若殿(豊久)の方を生かして帰したらどうかね? と思ったら豊久は義弘の息子じゃなく分家筋の甥で、若くして父を亡くした豊久が義弘を慕っておって、関ヶ原にもついてったらしく。そりゃ、おじさま逃げて~となるか。またひとつ利口になってしまいました。この時の鉄砲乱射でれいの井伊さんとムスメムコの松平忠吉くんが傷を受けており、二人とも致命傷になった模様。井伊さんは長く患っておりますが。ここんとこも描写がなく、島津びいきは某所で不満をぶちまけておりましたな。
   井伊さんと言えば、前回「おかまくさい」と申しましたが、今回調べたらなんと「あの時代の美意識で美男であったので家康の寵愛ふかかった」なんて書いてあって(ウィキペディア)。だからこその起用なのかと唸ってしまいました。家康、年増キラーかと思えばバイセクシュアル。侮れません。
   千代さんの出番は「関ヶ原は霧の多いところじゃと千代が申しておった」というこじつけクサイ伝聞ネタだけで、あとはご無事を祈るのみ、徳川方大勝利ときいてホッというのはこれで良かったと思います。長刀かいこんで馬上姿もうるわしく旦那様の助太刀に現れたらどうしよう!? なんて杞憂、吹き飛ばされて良かった良かった。
   捕まった三成くんの話は来週、と言ってたのがちょっと楽しみ。ショックを受ける茶々の姿は、次回予告だったかしら。

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