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2006年11月15日 (水)

「ラッキーナイト カスタードくん」 時代が狂ってる?

   おかあさんにものを尋ねると話が長いというのは我が家の猫科の人達も諦めている事実です。先日は「サロンってなーに?」への答えが藤原道長からモーツァルトに飛んでベートーヴェンとナポレオンに行ってのだめに出てきたモーツァルトオタクの城主に行ってド・ゴールにまで話が及んでしまったという……。歴史に詳しい人間になって欲しいという親心もぜったいありがた迷惑になってると思います。
   で、今はマリー・アントワネットの伝記もあるそうで、虎美は図書館のそういった最近の女性の伝記を総なめにした模様。キュリー夫人とヘレン・ケラーとナイチンゲールぐらいだったおかあさんの頃とは違います。今は身障者枠がレーナ・マリアでヴォランティア枠はマザーテレサ、勉学枠は津田梅子です。時代は変わる♪
   よせばいいのにおかあさんも
   「マリー・アントワネットはそんなに悪い人じゃないぞ。ちょっと遊び好きで金遣いは荒かったけどな。でも、あのひとも可哀相なひとだ。せっかく遠くから誰も知らないところにお嫁に来たのに、だーりんはオタクだったんだ」
   「「ええ~っ!?」」
   「狩りが好きだったんでしょ?」と、伝記読んだ虎美は質問が的確。
   「あと、パズル好き。パズルってゆーか、錠前を自分でトンカントンカン。『ねえダーリン』って言っても『あ、ちょっと一人であっちで遊んでて』だぞ? グレるだろ普通」おかあさん似たような境遇だったのでこのひとには同情的です。
   「そうだよね~!」
   「それくらいで、別に大臣が気に入らないから殺せといったとか、嫌いなおねーさんを死刑にしたとか言うことはない。世の中にはもっと悪いお妃がいる。中国の昔のお妃は、『あたしひとの悲鳴聞くのがすき~』って、焼いた鉄柱に奴隷を抱きつかせて見て遊んだんだぞ」と、だっきちゃんなネタを披露。あとは呂后でも出しとくかと思うと、
   「うわ~!」
   「チョコパ姫だな ぜ そ こ で 爆 笑 す る  !?

   たしかに、ブンブン誌で連載中の「ラッキーナイト カスタードくん」に出てくるヒロイン、美少女なのに性格極悪のチョコパ姫はなんの落ち度もないお付きのひとや主人公カスタードくんに日々オリジナルでスプラッタなお仕置きをすることを至上の楽しみとしているイイ性格なお姫様ですが……そんなことをギャグのネタにするな! そう、この話は往年の車田正美の「スケバンあらし」だったかな? ヒロインをいじめる性格悪いお金持ちのお嬢様ををスケバンがぶっ飛ばしてくれるスッキリ系のお話ではなく、主人公が性格の悪い美少女にいじめられる姿をギャグとして楽しむお話なのです。
   絵はカワイイというか今時のごってりプリティなアニメっぽい絵で、まあおかあさんが見ても苦痛を感じないぎりぎりの線で、だいたい毎月目を通しているからこそ内容を知ってるんですがね。
   やっぱ、コレ、おかしいよ
   毎回毎回、姫様ひどい目に遭わないし、反省もしないんだもん。
   可愛くて上の立場なら何やってもいいの?
   最近は、姫を攫った敵国の騎士ながら悪に染まりきれず、カスタードくんに命を助けられたこともあり、カスタードくんを慕って亡命生活をしておる美少女騎士のシフォンちゃん(ただし修業生活漬けにより天然ボケ)が登場、姫もかなり煮え湯を飲んでおる模様。
   このまま姫が改心するかひどい目に遭うかといった方向転換をしてゆくことをおかあさんは切に希望。
   ……こんなにデンジャラスでも可愛ければいいのかどうか、また豹太に究極の質問をしてみようと思うおかあさんでした。

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コメント

 それで、豹太に「おまえは可愛ければチョコパ姫のような性格でもよいのか?」と尋ねたところ「そりゃイヤでしょう」と。 「じゃ、やっぱりシフォンか?」と重ねて問うと「いや……」と言葉を濁します。
「可愛くてつおくて天然な女の子が『豹太くんラヴ……です』ってのはよくないか?」とおかあさん誘導尋問。
「……いや、世の中そんなに甘くないから」って、今からそんなに弱気でどうする!? と、
「おとうさんでさえこんなに可愛くてきょーよーが豊かな明るいお嫁さんが『ごろにゃ~ん』つってるんだぞ!」とやや強気に言ってみましたが、豹太は沈黙を守っているのです。
「……ま、掃除はキライだが」と沈黙に負けて言ってみると「認めるんだ?」と返されました。……しくしく。とりあえず、豹太がその気になる頃までお見合いという日本の美風が廃れないといいですね。

投稿: まいね | 2006年11月26日 (日) 23時57分

私の同級生(男性)の話。
顔は10人並みよりはやや落ちる。
理系でしかも頭はいいが、特にひけらかす風なない。
性格も友人としてつきあうのに悪いやつじゃない。ゆがんだところもないし意地悪なところもない。ユーモア感覚もある。
仕事も丁寧にきちんとやる。

でも学生の頃はぜんっぜんモテませんでした……。同級生以外の女性の友人もいなかったはず。

就職して、しばらくして、そこに新しく配属されたかわいい若い女の子(性格も○)と無事ゴールインしましたよ。職場の同僚もみなさりげなく彼を応援してくれたようで。

同級生の間でも、T君よかったね~の暖かい声しきり。あいつは結婚できないんじゃないか、と心配されていたから。(そう、人から心配されちゃうような、いいやつだったのさ)
よく知り合えばいいやつだとわかるけれど、なかなかその良さがわからない人間、そして女の子に対して構えるところがあって、気軽に話ができないような人間なので、こんな風に例えば職場で、自分から積極的にならずに自然に知り合い、好きになってもらえる、というのしか、結婚できる道はなかったのではないかと、もっぱらの評判でした。

前振りが長くなりましたが(^^ゞ
春がやってこないのには、いろいろ理由があるけれど、皆に愛される人間であれば、春はやってくるかも知れない、と……
ええ、いいお見合いの口がくる、というのもその一つでありましょうか。

投稿: とむ影 | 2006年11月27日 (月) 13時04分

   う……む。諸外国の場合そういうひとにご縁はどのように参るのでしょう? お見合いオバサンのようなセミプロじゃなく、相互協力で紹介し合うのかなあ。高校、大学と相手がいないとどうにもならんという社交の縛りがきつそうだし。
   見合いを排除するならそれに対抗しうる男女交際のシステムをちゃんと確立しないから、結婚したいのに相手がいなくてできない若い連中が増えているのだわ。
   「若いんだから恋人がいてそれなりの行事をこなしているのが当たり前」という価値感にはちょっと従いきれないけど、素敵な相手がいたらなあと思うぐらいはする引っ込み思案なひとを救済する手だてがあるべきだと思うのよ。
   ト我が子がもてないくんになることを前提に考えていますが、ほんの2,3年後に「ごめん、彼女が妊娠しちゃって」と言ってこられる可能性はまったく考えてないところがまたイタイ?

投稿: まいね | 2006年11月28日 (火) 21時40分

 一大事。今月号のブンブン誌で、「ラッキーナイト カスタードくん」は打ち切られてしまったのでした。なんだか責任感じちゃったおかあさんって実はチキン。最終回にしてとうとうチョコパ姫は身を挺してカスタード君をかばうんですけどまるっきり改心したわけでもないし。天然な竜騎士シフォンちゃんも同レヴェルで醜いさや当てをやっとるし。ま、ギャグ作品のの打ち切りってこんなもんでしょうか。目くじらたてないでよと豹太にわらわれちゃいました。 

投稿: まいね | 2006年12月 7日 (木) 23時38分

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