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2006年11月28日 (火)

「功名が辻」47 死屍累々

   いや~すっかり騙された、と思ったら。
   今回、一領具足討伐戦で千代を庇って六平太死亡、なんて事前情報があったんで、祈るような気持ちで見てました。六平太は千代庇ってませんね。射殺でもなかったです。

   前回からの引きで、がっくり倒れる千代を抱き上げて、みんな動きの素早いこと。ささっと小屋に身を隠し、さらなる銃撃に備えます。
   ごめんなさい、先週「女を鉄砲で狙うような文化が日本にあったのかよ」なんて申しましたが、もう、スナイパーから女性だったのね。そりゃ、女でも狙うわ。いいですね、戦場での男女平等(おかあさんもうヤケ)。
   一豊さまもやるときゃやります、他のものが物陰に身を隠す中、ひとり扉に近づいて押し開き、出ていって犯人に呼びかけます。犯人はオッサンと若い娘の二人組。去年からのファッショントレンドを意識してか、毛皮のちゃんちゃんこを着ております。オイオイ。一領具足って、マタギに近かったんですか??? まだ身分制度が固定されてないから、お山に近い里で自分たちで食い扶持はナントカする生活を強いられたらそりゃ猟も選択肢のうちかしら? 昔の日本人はお肉や血、毛皮に対する禁忌が強いと思ってたからちょっとビックリしました。ま、それくらい荒っぽい集団という演出かな。
   結局娘を逃がすためにオッサンが捕まり(3,4人がかりだったような。山内家も必死だ)、見せしめのために磔にされます。あ、そうそう、千代さんは銃声にビックリして気絶しただけだった模様。人騒がせな。じゃ、磔にまでする必要なかったんじゃ? もう山内家側ストレスはピークだったのね。オカマチック直政に「ちゃんと平定しないとヤバイよ」なんてプレッシャー掛けられてたしね。いかんなあ、おかあさん、「葵~徳川三代」の頃、「影武者徳川家康」も並行して読んでてあの本多正純は渡辺いっけいでイメージが焼き付いちゃったんだけど、井伊直政は篠井英介でもう動かせなくなりました。井伊家ファンは泣いてください。
   怒りの六平太の献策で、一領具足だまし討ちが採用されます。「そんなことしたら生き残りが永遠に恨みを語り継いで大変なことになる」「今がやばいんだから代々の恨みなんか後で考えろ」と正論には危機感で押しつぶされちゃって。一豊さまは良心を眠らせるために大酒。解りやすい、かわいいひとです。千代にも「な~んにもかんがえなくていい」って……。嗚呼、国主様は辛いよ。
   「新選組!」でもお相撲をやるとみんな盛り上がるってのやってましたが、ホントなのかな? 大相撲協会からなんかお願いされてます? ま、娯楽の少ない時代だし。格闘技は見ていても血が騒ぐし。愛子様もお好きらしいし。とにかく、お相撲の強い土地のものと一領具足のお頭たちとはかなり集合が被ってるらしいです。それで、集めておいて、一気に殲滅、というものらしいですが。
   ね~あの~、腕っ節は強いけどふつーの農民の気のいいお兄さんは混じってなかったんでしょうか? 巻沿いくったりしてないよね? 事前調査の上「オマエはこっち、ちょっとここで水でも飲んでろ」って、隔離したでしょうか。でも、一緒に来た一領具足が皆殺しなのを知ってることになるから、やっぱり口封じに一緒に殺っちゃうかしら。
   ダークなミッションを前に鉄砲を手入れする家臣たち。千代さんが胸騒ぎを覚えて「望月六平太はどこです?」とやってきて、それを見て「何をしています?」と尋ねても、静かに笑って「武具の手入れです」って。つよい男の優しさを感じました。って、そこまでも行かないかな。やさしい奥方には心に負担を掛けさせたくないという思いやり。これから行うことを知りつつ心を乱していない強さ、しみじみしたんですけど。千代は一豊様に呼ばれてお城の建築現場に足止めです。解ってるな、一豊さまも。
   「ここまでだ。おまえは行っていい」と、吟ジュニアを押しとどめる六平太。「これは山内家にとって大切な戦、俺が立ち会う」といってる吟ジュニア、いや、祖父江新一郎と呼びましょう。「こんな汚い仕事で手を汚すな」となおも説き伏せる六平太、それでも意地を張る新一郎。諦める六平太。昔のドラマみたいに、油断させておいて当て身を喰らわして、その場に転がしておくのかと思ったのに、そのまま参加させます。
   櫓の上では太鼓が鳴ってます。どんどん、どろどろ。やっぱ、相撲興業には太鼓がつきものか。高まる心音の暗示でしょうか、こっちもドキドキします。名乗りを上げて、どんどんいかにも強そうな一領具足ボーイズ(ボーイって年でもないか)が揃います。小屋の中では、火縄銃が揃って狙いを定めています。一領具足ボーイズ、昂奮してて危険に気がつきません……?
   「なんか火縄の匂いがするぞ」さすが、戦慣れしてますね。
   「そんなわけあるか」
   「俺が確かめる」って、そこをすかさず
   「放て
              な ん て 乾 い た 、 冷 静 な 声 で し ょ う。
   響く銃声をごまかすための太鼓の音。鳴り続けます。嗚呼、太鼓はこのために用意されていたのです。お城の建築現場で、それを耳にする千代さん。
   「あれはなんでございますか?」
   「なんでもない」やっぱ、解るって。
   「どうしてお相撲に銃声が……なにをなさったのです!?」って、答えられないし。
   「行くな、行ってはならぬ。行ったとて、もう、どうにもならぬ」と、苦渋の表情の一豊様。辛いですな。

   ミッションは成功。槍でひとりひとりとどめを刺して歩く家臣たち。新一郎も、無念の表情の一人の目をつむらせてやると、まだ生きてたその後ろの一人が、渾身の一撃を新一郎に。うわ、お腹貫通しちゃってます。
   「だから関わるなと言ったのに!」悲痛な六平太の声。
   「止めをさしてやる」って、そんな。新一郎は
   「殿に会いたい、殿の声を聞きたい」って、もう錯乱。やっぱり下手に延命するより止めをさすのが慈悲ですか? 手を真っ直ぐ伸ばして。苦しむ新一郎を固く抱いて、脇差しを抜く六平太。一閃。沈黙する新一郎。
   なんで!? 死ぬのは六平太じゃなかったの? ああっNHKにだまされた!

   裾をからげて砂浜を走る千代さん。たどり着いた相撲会場は、死屍累々の静けさでした。おまえら、さっさと死体片づけとけよ。新一郎の遺体を抱いたままの六平太を、千代さんは難詰。ああ、そんなことするなよ。
   「山内家のためだ」って。
   「千代の為だ」そうなんです。

   そして、また出た誓いの弾丸。
   「これには毒を仕込んである。忍びは毒を仕事にしくじったら(?)飲んで死ぬんだ」って、ホントに口に入れてるし。噛みつぶして、すぐに痙攣してるし。
   「千代が、好きだった」って、おまえ、このタイミングで告白するな~っ!!
   「おまえの手に抱かれて死ぬために土佐にやってきた」って、いくら今まで我慢してきたからって、そういう勝ち逃げな告白は卑怯だぞ! 抱いてやるしかないでしょう! 何やってくれたんだ馬鹿といいたいのに、ありがとう、よくやってくれましたと言うしかなくなるでしょう!
   ズルイです、六平太。

   ああ、もう、NHK大河ドラマは、これ以降殿のために命を投げ出してダーティワークやった揚げ句に死ぬ家来禁止! お家のために殿のために下のものは命を投げ出すのが当然、それが美しいっていうの禁止!(夏美ちゃん風に)だからライブドアの沖縄で死んだ人みたいなのがこの平成の世にも出るんでしょう!(ありゃ殺られたんだったっけか?)一将功成りて万骨枯るじゃなく、一企業業績飛躍して企業戦士死にまくりの日本を変えよう! ぜえぜえ。

   のほほんと、手柄も今イチ、出世も今イチ、でもなんか神経すり減らすように天下人の間を泳ぎ渡って畳の上で死ねた大名を出してこい!!(え~と、藤堂高虎?)

   なんかとっても疲れちゃった。そして、新一郎の死に一瞬呆然としながら、悲しみを抑えて、よくやった、ワシもすぐゆくから母上とそこで待っておれと言う新右衛門じい(吟ね)哀れ。その場を離れ、ひとり、安置されてもだれもそばで泣く者のいない六平太のもとへ行ってまた泣く千代さんです。う~ん、こうなるしかないかなあ? やっぱりおかあさんとしては、京都でのメリーウィドウ生活にあやしい茶飲み友達として出没して欲しかったなあ。そんなに熟女の恋はだめかい?

   そこで決然と「お暇をください(=離婚して!)」という千代さん! おい、そりゃだんなさまが可哀相だろう! 待て、次週!

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