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2006年10月 9日 (月)

「功名が辻」40 脳みそを鍛えよう!

   プチ太閤記もあぶなが様に続きサル太閤が逝ってしまうとさみしいですね。もうエンドマークがちらちら。次は狸さんとのつきあいです一豊さま、ガンバレ。
   またしても唐沢利家が友情出演してたそうですが、アヴァンタイトル(オープニング音楽前のちょっとしたパート)だったからおかあさん見のがしました。リクエストだから出すけど本編じゃないよ、という制作者側の意地が感じられます。大人げないのう。
   大人げないというか、もう、史実をこれでもかとひん曲げて。さっさと太閤の遺言に背いて多数派工作を図る家康、まずは有名どころで忠輝のお嫁さんに伊達政宗の娘を貰う話。これが、独眼流政宗で有名になりましたが、五郎八姫は正室腹の由緒正しい長女だもんな。テキトーに見つくろったらパパが伊達さんだっただけなんて言い訳できないでしょう(そんなこと言ってない!) 格としてはどっちが上なのかな? 正室腹のれっきとした嫡子や姫と、親戚筋や家臣から取ってきた養子、養女。人質兼任で結婚させるならやっぱ血の繋がった方を貰いたいと思うけどな。いざというとき惜しいのはどっちとか考えるとやっぱり。ま、義理堅い人だと実父への遠慮もあって簡単に切れないかも知れないけど。
   あからさまな挑発に乗る秀吉遺臣群。3奉行が違約を咎めに行くんですが、そこに一豊さま同行。奉行のうち2人が昔からの仲良しトリオ、堀尾(モスケ)くんと中村(マゴヘージ)くんなので違和感ないですが、ここが大嘘(真っ赤にしてみました)なんだそうで。
   一豊さまはこないだの小田原攻めで出世に遅れてるので、ここで彼らと同席する権限はないんだそうです。2ちゃんねる歴史オタクの目は厳しい。おかーさんすっかり絵面にごまかされました。
   「いや~モーロクして。忘れ申した」と西田家康のいやらしいこと! もう、どうしてこんなに小憎らしいジジイになったのよう! ねね様改め高台院の所には昔話とかいって接近してるし。ねねさんも淀が憎いからと言って狸にあっさり気を許すんじゃありません! やっぱこの辺が狸の年増キラーたる由縁か。実際、秀吉の若いお姫様趣味とは逆に、家康は下々(つっても下級武士ぐらい)の年増好みだったそうで。苦労人はやっぱり凡人とは違います。
   若いお武家がキレまくっとると思えば、話の内容からして彼らは朝鮮帰り。朝鮮は地獄だったそうな。オイオイ。最初は破竹の勢いだったんじゃなかったのか。ま、敵地の冬は普通大変ですな。また、大陸の人って、相手が弱るとかさにかかってくるらしいし(よう知らんけど)。日本におって金勘定ダケしておった人間に解るかとか、これはいろんな戦争でも出てくる愚痴ですね。第1次大戦のときのドイツ軍も、前線(特に対ソ東部戦線)は血みどろの消耗戦だったのに、国内の政治家やら資本家が勝手に無茶な講和条約を飲んで、地獄の戦後賠償とインフレに苦しみ、その恨みがユダヤに向いたとか。そうでなくても前線と管理部分は普通に仲がわるいと。このドラマでも、怒りは三成に行ってましたね。
   恨むなら兵力削減のために無茶な出兵をやった太閤を恨めよ、脳みそきんにくん軍団め。「狡兎死して走狗煮らる」は1800年前(当時)からの歴史の事実です。天下が治まったら、強力な家臣には死んでいって貰わないといけないのです。やっぱ教養は大事よね。
   「そう言うな、300隻の船を調達して撤兵に尽力したのは三成……」というような内容のことを行ってたのは小西行長だそうで。2ちゃねらの方にフォローしてもらいました。ありがとう。たぶんこれも事実だったんでしょう。可哀相な三成。太閤のムチャクチャの後始末を全部おっつけられて。ちなみに、橋之助さんは家康と三成をやったことのある数少ない俳優になるそうな。確かに、西田敏行に三成は無理だ。
   ここで、関ヶ原で三成を破った徳川が三成を貶めるプロパガンダをやり過ぎたのが後方支援を軽視する雰囲気を醸成したんじゃないですかね? 敵地に攻め込むのに補給が重要でないわけがないだろうバカ。お前たちが虎狩りなんかしながら調子よく攻め上れたのは日本にあって後方支援に努めてた近江組がいたからじゃないか。そういう脳みそきんにくんたちの理不尽な恨みをを巧く煽った家康の勝ち。そういう時の人間関係の調整役を育成してこなかった豊臣家の失敗(ええと、堺屋太一はその頃死んだ秀長がそれをやってて、彼の死によって豊臣体制は崩壊したと見てますな)。家康は、自分は兵を出してませんな。補給を軽視もしてません。若い頃から三河武士たちと地道にお金を節約して溜めて江戸城には黄金がザックザク。南洋に散った日本兵の皆さんは家康を恨んでください(違います)。
   あ、但し、彼らは
   「もう国元には一粒の兵糧もない! 粟粥でもすすって飢えをしのごうという我らに茶の湯だと!?」って言ってましたから、戦費は彼らの持ち出しで、ホントに近江組はなんもしてなかったかもしれませんね~。でも刀を取って戦うのは彼らの仕事じゃないし。
   だからさ、官僚は要るんだよ。これだけ大所帯なんだから。その官僚を重用して、身分も金も与えたように見せてしまったのが失敗か。命を張ってる方が大変だと思うのは人情なんだから。三成は三成で茶々の取り扱いその他で神経すり減ってたと思うけど。それでも遠慮して人の恨みを買わないように……できないのが才人か。人を使うって大変ねえ。
   進退窮まった三成は屋敷を襲われて辛くも脱出。一豊さまが一緒です。おかあさん見のがしましたが女装してたって。割と日本の武士はこういうとき女装を厭いませんな。裏臭い長益ちゃんといい。インドでは、追いつめた敵将に止めはささないそうで。ただ、女の衣装を与えると。そうすると、相手は恥じて自ら死を選ぶそうで。日本人はしぶといな。また、女(と僧侶)は殺さないという共通認識があったと言うことか。女装の三成、さすが歌舞伎役者、妙に色っぽかったらしいです。
   ここでまたウソ! 可哀相な三成ちゃんを逃がしてあげたのは史実では佐竹義宣くんだそうです。彼もそういえば西軍についたばっかに秋田へ飛ばされる人ですね。こんな頃から三成シンパだったのか。
   進退窮まった一豊さまwith三成ちゃん、目指すは家康邸。単純な一豊さまには解らぬ論理です。
   「内府(家康)どのは無駄なことはなさらぬはず」って、「猟師は懐に飛び込んだ窮鳥は撃たない」という紳士な理由でもないそうです。家康は確かに三成を迎えますが、家臣、えーと、本田くん? はやっぱり「殺さなくって良かったの?」って言ってましたね。今殺しちゃったら、だって、あと豊臣遺臣がまるまる残るじゃん。ここはつぶし合いさせないとね。嗚呼、家康ってレイコク。そして、解ってる三成ちゃんもクレヴァー。
   「家康を討つ!」って、決意してました。
   「味方に付いてくれますか」とストレートな問いに
   「自分ひとりなら豊臣だけど、山内家を背負ってるから責任ある。考えさせて」と即答できない一豊さま。見てるこっちがハラハラしました。
   「正直なお答え」と三成ちゃんも笑ってましたね。こりゃ~人質でも取らんと無理か、と内心算段してたのでしょうか。
   山内家パートでは、また六平太が山伏姿で「戦になるぞ~どっちに付くか考えとけ~」と警告に。どっちにする? モスケはもう取り込まれて家康方(但し、面目ないから隠居すると)、千代ならどっちだ? もっとよく考えて決めます、千代は家康どのと同じく狸じゃの~、と深刻な相談なのにどうしてあんたたちそんなに暢気なのよう!

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受信: 2006年10月 9日 (月) 17時56分

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ついに本音を出し始めた、「たぬき」家康が本領を発揮。とてもわがままで、挑発的です。浅井・朝倉に挟み撃ちにされた時に家康に助けられて以来、家康ずっとかっていたので簡単に「家康派」になびくと思いきや、秀吉への義理でなぜか1番の「光成側」に。関ヶ原直前に、どち....... [続きを読む]

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