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2006年10月10日 (火)

ヤングアダルト女性限定!

   スゴイトコ見つけちゃいました。
   例によって女性向けオリジナル小説を漁っていたおかあさん、昨日凄いのを掘り当てました! 勇んでご紹介です。

http://rinpun.blog58.fc2.com/

   鱗粉って名前。蝶の画像がトップに飾られててきれいです。
   既存作品のキャラクターを使ってない、主に高校生以上の女性すいません、Rー15明記がリンクの条件なんで。ね、しっかりした作者さんでしょ?)が読んで楽しむ事を目的とした ラヴコメ小説です。男子寮が舞台ですが、美少年愛の話じゃないみたいです。どっちかっていうと、インターセックス? と思ってたら、家の犠牲になったオスカル様的?

   タイトルの「Sincerity」って、誠実って意味ですか。にゃる程、これはエロエロなお話しではありませんぞ。
   DV親父の支配する山奥の家から脱出するために県下の有名私立高校の寮生になった透くんには秘密がありました。戸籍も親の扱いも男なのに、華奢だし極上ニャンコ顔だし、そしてなんと女性の毎月のものもしっかりあるのです。なんじゃそりゃ~!? プロローグで、おさななじみ(男)が寮生活を絶対! 反対! するわけだ。

   「貧乏枠(奨学生)」のため割を食って透くんのルームメイトは1年先輩の蝦原氏となりますが、それを知るとみんな哀れんでくれます。エビちゃん先輩は気さくで日本人とは思えない超絶美形ですが、T高の種馬と言われるほどの夜遊び人間だったのでした。
   カンが良くて、入学式早々透くんの身体の秘密に気づいて同情し、フェミニスト精神を大いに発揮し寮生活の便宜を図ってくれるのでした。って、それは先輩親切だけじゃないでしょぉ~? というラヴコメ展開となってゆくわけです。過保護な幼なじみはやっぱり厚い友情だけでもなかったし。甘甘で爆笑でハイパーテンションな三角関係なのでした。サイン・コサイン・ラヴサイン♪

   寮生活ものってやっぱりいいですよね。「摩利と新吾」に始まって、「クララ」&「アグネス」といい、「グリーンウッド」といい。そうそう、「ネヴァーランド」も。「プリンセス・プリンセス」もだ! 下宿屋なら「めぞん一刻」も良かったし、「人類ネコ科」ってのも楽しく読みました。現代日本だと、家を離れるだけの事情がおのおの入ってきますからドラマの要素に事欠かないみたいで。いちばんスゴイ理由は「クララ白書」のマッキーこと紺野蒔子嬢のか? 意外とエビちゃん先輩の中学時代に不祥事を引き起こして懲罰的入学ってのもこれから細部を明かされるとスゴイかも知れません。

   陰惨な過去を持つ透くんですが、意外と明るいです。「カードキャプターさくら」の山崎くんに匹敵する駄法螺吹きーで、「マナカナはクローン人間」だとか、「ジダンが引退するのは髷が結えなくなったから」、甚だしいところでは「松竹歌舞伎座には歌舞伎座の怪人が住んでいて『成駒屋!』などのかけ声を掛ける」なんてのを寮の先輩に吹きまくるんです(また、俺は口車に乗るのが趣味、という騙され好き先輩が喜んで乗る乗る)。もう、お菓子喰って涙が出そう。

   誠実かぁ。

   透くんを世話するうちに荒んでたエビちゃんは自らを見つめ直し、誠実であろうと変わりはじめるわけですな。そして、要所で彼らに絡む幼なじみせったんが、いかに誠実に自分を愛してくれていたかを透は知ることになると。
   15,6才の高校生であるということが信じられないほど彼らは大人の優しさを身につけているのです。うらやましいぞ。
   そして、ネットにゴロゴロしてるエロ小説では一瞬のうちに行き着くトコまで行ってそうな彼らの関係はGWに作った
   「※性交したら絶交」の誓約書の元に亀の歩みなのでありました(現在夏休み)。ソレが目的な作品だと、本番じゃなきゃいいのねと合衆国もと大統領みたいなプレイの開発に専心しそうだが、ほとんどお休みのキスとお触りぐらいで満足してるっぽいし。

   

先 輩 、尊 敬 し ま す 

 すっごく切なそうなその辺のジジョーも、へこんでる透を笑わせるネタにしちゃうし。オトナだよなぁ。

   おかあさん今朝4時まで読み返し、読み返し堪能しました。まだ連載中。どうかネットサーフィンのついでにお立ち寄りください。

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コメント

 昨日また更新があったのでご機嫌。
 透くん夏休みを前に意を決して産婦人科に相談に行って、そこの微妙な年頃の女医先生に味方になって貰います。服のお下がりを貰ったり、水着のお買い物付き合って貰ったり。やっぱり、そういうものの分かったオトナの女性が付いてないとこの手の話は可哀相で。

 しかし、寮のみんなは透を美少年だと思ってるのにエビちゃん先輩が突然夜遊びをやめたのをどう解釈してるんだろう? やっぱり「男に宗旨替え」……か? 第2章で全裸男(事情で遅れて合流した変人先輩)出現に悲鳴を上げる透に血相変えて飛んでくるエビちゃんを「過保護な飼い主」として一同げんなり、って描写があったな。

 クラスメイトとかも、透視点では気づいてないように書いてますけど、(女医の見立てでは99%女性なのに)実際気がつかないってことありますかね? (エビちゃんが一目で見抜いたのはぶつかって身体が密着してしまったのと遊び人だったから)それとも、海に誘ったのに透に断られたクラスメイトのシバちゃん、「じゃ、来年ね」と優しく引き下がってくれたのはやっぱりなにかを察しているのか。

 やっぱり目が離せません。話の落としどころが見えないもの。このままお預け生活を誓約通り1年終えて恋人に昇格したりしたら一緒に凍え、一緒に殴られた幼なじみの立場ないしなぁ。ホント、作者さん巧いわ。

投稿: まいね | 2006年10月12日 (木) 23時36分

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