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2006年10月24日 (火)

アメリカ人の憧れ?

   なんか書かずにおいたらむかむかして突然言いたくなったので。
   「ダヴィンチ・コード」、気がついたら関連本というか、バチカン側からの必死の反論書というかまで出ていて、いわく、「ここが問題だ!」とか言う本。流し読みしましたが、もう、必死感アリアリで。原作何ページのここんとこが事実と違うとか、もう、ネイチャーの論文かってぐらいの厳密さ。

   

そんな必死にならなくても。

   わたくしは、おフランスの、ルーヴルの館長を務めるような人が暗号を孫娘と語るにおいて「完璧な言語だから英語を使うようにしよう」なんて言った時点でもう娯楽作品と笑い捨てる準備ができてましたが。

   

フランス人がフランス語を使わないことがありましょうや?

   途中からフランス起源の言葉に乗っ取られたようになって、名詞が性も格変化も失ってしまった英語(それ故比較的学習が容易だけど)が完璧とは、こりゃ片腹痛いわ。

   彼らが英語で暗号を考えることにしていたのは、アメリカ人読者のために他ならないでしょう。物語の性質上フランス語かラテン語であるべき暗号でも、読者にとってワケワカメでは売れないじゃないですか。単にそういう理由でしょ。

   しかし、「ハンニバル」ではレクター博士にルネサンスの本家本元で研究者を相手に一席ぶたせたり、アメリカの知識人さんたちの教養や歴史についての憧れというものは根深いものがありますな。

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