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2006年10月12日 (木)

トリック オア トリート ジャパン

   お月見の頃忙しかったんで今さら。
   しばわんこの本のお月見の項で、「お供えされたお団子は子供がとっても良いことになっていましたが最近は廃れました」云々とあって、知らねーよそんな風習と思ってたら、毎日新聞のコラムでも取り上げられてました。
   古き良き時代のビフーね。

   10月になるとデパ地下は新しいお菓子行事、ハロウィンが大きく取り上げられますよね。かぼちゃランタンは色といい形と言い非常にいい盛り上げ材料です。子供が可愛く着飾ってご近所を「イタズラして欲しい? ご馳走してくれちゃう?」なんて聞いて回るなんて、微笑ましいじゃないですか。貰う方もウキウキだし、もう手元に小さい子ちゃんがいないご家庭も、思い思いの格好をした子供と触れあえるのって、実は心の慰みだったりして。いや、あそこんちは年寄りひとりだとか、ダメだあそこんち、陰気な若い男だけだって、向かいは男ばっか3人兄弟だってよとか、あのアパートの端のうちの子は毎年衣装を作ってもらえてないよ可哀相にとかって、ご近所の家族構成や顔を確かめるいいチャンスだったりして。
   この前のY山神社のお祭りで御神輿行列を見にどの地区でもお年寄りがそこここの辻まで出てたのを思い出しました。ま、若いご家庭は神社に寄進なんてあんまりノルマ感感じなくてそういう、御神輿が来たらなんか出さないと、と思うのがお年寄りのご家庭だけってことかも知れないし、逆に、単にお孫さんが参加されてるご家庭だったかも知れないし。そうそう子供は年寄りの慰みというもんでもないかも知れませんが。

   阿刀田高のエッセイでよく見たんですが(この人はエッセイのネタを使い回すんですよ。耄碌したと言われる由縁)、昔、お稲荷さんの祭礼で、ママが前もって神社にある程度の寄進をしとくと、証拠に小旗をもらえるんです。ソレを持って、神社の氏子である印の幟の立ってるおうちに行くと、小旗と引き替えにおひねりにしたお菓子がそれぞれもらえるらしくって。お祭りが近づくと子どもたちは、ドコソコのうちはケチだとか、うちの母ちゃん今年はこんなの用意してたとか情報収集に余念がなかったそうな。それで、隣町には子供のいない金持ちのうちがあって、そこへ行くと相当たくさんもらえるらしいんだけど、誰もその詳しい位置を知らない、行ってみたいけどチョット怖い、そんな思い出を語ってくれてました。彼は新潟の方の出の筈なんですが、日本全国そんなお祭りは聞いたことがない、自分の田舎だけかしら、それともそれは甘いものに飢えていた時代の子供の願望だったのかしらとかね。そうして、ママは子どもたちが楽しめるように小旗をたくさん調達しておいてくれたなぁというほのかな母恋いと。こっちもほわんとなる話題でした。

   彼はそうとは書いてませんでしたが、わたしはコレを読んでハロウィンを連想しましたね。小旗が通貨として流通してるっぽいから、意外と今流行りの地域通貨かもしれなかったりして。お菓子と引き替えに集まった小旗はやっぱりお稲荷さんに返すのかしら? 阿刀田さんのおかあさま、その辺教えてよう(霊界に行かないと無理)。

   そういう、小さい子に楽しみを与えようと言うやさしいチョットした行事はいくらあってもいいと思うんですけど。今はサツバツとした時代で、アメリカなんかでも都会は子供同士で貰いに行っちゃいけないとか言うようになってるらしいですが。なんとかアレンジして根付かせたらいいんじゃないかなあ。それこそ、退蔵地域通貨一掃行事としてでも。

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コメント

小正月にもそんな行事がありますね。
私自身はしなかったけれど、母はしたと言ってました。今では……、かまくらのある秋田あたりでは残っているかも?

投稿: とむ影 | 2006年10月13日 (金) 13時28分

え、あるんですか。
昔聞いたことがありますという方、今やってますという方、これを機会にコメントデビューしてくださいませ。

投稿: まいね | 2006年10月13日 (金) 20時18分

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