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2006年9月17日 (日)

ほとばしるパトス?

   今週末に順調に2巻が出ます「とりぱん」、最近は鳥の話題も減ってますが、東北の土に近い生活が毎週巧みに描写され、はずれがありません……先週はちょっとあまりにも日常描写ばっかりで4コママンガとして成立してなかった感じがしましたけど。
   この方、作品中の自画像はシンプルで行ってますが、実は絵の巧さは凡百の、(とくにモーニングの!)新人とは桁違いのものがあります。この冬、同じモーニング掲載作品の東大受験マンガ「ドラゴン桜」のパロディをやってくれて、扉1ページそのまんま「ドラゴン桜」のタッチと演出をまねてくれました。「問題文を読んで問いに答えよ」なんて書いてあって(その問題文が、東北の生活に根ざしたネタ)、それに、真っ正面から、目を見開いて困惑する女の子の顔をアップに、そしてモノローグがちりばめてあって、という形式。それが、本家より巧かったりして。
   それが、この前は、自家用車で野道をドライヴしているとフロントガラスに勢いよく突き刺さるものがある、ゴルゴ13に狙撃されたか? とまぁ達者にそのスナイパーの絵が描き込んであって。実際はトンボであったというオチですが。ホントに巧いよなぁと嘆息。

   単行本のあとがきマンガによると、元々絵は好きだったのが、高校時代などやっぱり友達同士で漫画を描いたりしてて、少女漫画? でデビューもしたらしく。アシスタントの経験もあったのだが、自分の描きたいものが今イチ見つからず漫画家としてフェイドアウト、田舎に帰って就職していたが、なんとなく「バードウオッチングものってないよね」と日頃見ている家の周りの鳥について描いてみたら入選してしまったとか言う話でした。

   やっぱ、技術があっても、これを描きたい! っていう心からの欲求がないと人には訴えかけないのよねえ、と、ぬるま湯生活に浸りきって何も書かなくなってしまったおかあさんは反省(モーニングの他の作品は、絵はアレなんだけど、ネタに力があるから読ませてしまうのよ)。おかあさんの場合は技術も磨かないとね。さてと、来年の坊っちゃん文学賞のネタ拾いをしましょうね。

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