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2006年9月28日 (木)

物産展には麩を買いに

   ふるさとの訛りは今やデパートの
     物産展へいざ聞きに行く          舞音

   もったいないの毎日新聞、マータイさんを囲い込んで、我こそはエコロジーの総本山とがんばっております。ちょっとがんばりすぎな気もしますが。どのくらいスゴイかというと、毎日新聞は貴重な紙資源を大切にしております。本紙もなんだか朝日よりページが少ないし(日曜版が4ページだけなんて! つまんないよう!)、なにより広告チラシが少ない! いやそれは営業的に弱くって、広告を出す企業が少ないんでしょうね。でも、お向かいの、当ミスティヒル地区唯一のスーパーのチラシが入ってこなかったりはまあいいとして(窓から特売の幟は見えるし)、2大百貨店、藤崎と三越のチラシが入らないのは痛いです! 
   あやうく加賀百万石物産展を逃すところでした。

   自慢じゃないですが(自慢だよ)、百貨店などでよく行われます「物産展」というもの、都道府県で言うと、北海道と沖縄、地方だとかえって人気な江戸の職人もの、九州は長崎や福岡かなやっぱり。それから、中華街限定の横浜、そして加賀百万石の石川が人気の企画じゃないでしょうか。だいたい毎年あって、帰省から間が空いた頃に丁度あるので、わたしは懐かしい食材を求めて良く行くんですよ。ま、売り子さんは、その百貨店の店員さんも半分ぐらいいますから、金沢弁シャワ~というほどじゃないですね。

   目的は、不室屋の麩です。お嫁に来るまではあんまり食べたことなかったんですけど。金沢オリジナルのすだれ麩は、その辺の小さいトコがつくったのをスーパーで買ってましたし。でも、お姑さんから「もらい物だけど」と勧められて食べてみたらこれが、なかなかイイ! のです。

   最近のヒット作は「宝の麩」。これは、モナカの皮にお花の形などの小さな乾燥麩と野菜にだしがはいっていて(みそ汁の場合はミソを後で入れる)、お椀にセット、少しモナカに穴を開けて、沸騰した湯をその穴めがけて注ぐとどんどんどんどん内容物が出てきて、あっという間におすまし/みそ汁ができあがりというものです。豹子が気に入っちゃって。親の作ったみそ汁飲まないで朝ご飯はコレばっかり。ま、子供受けはするかな。味は本格派だと思いますよ。お値段はその分……ひとつ200円しないかな?
   定番のおすまし、田舎味噌、加賀味噌、赤だしに加え、季節ごとにモナカの形・内容を変えたものもあります。春は桜の花びら型の「ひとひら」、たしか桜の花の塩漬けが入ってた、夏は蛤型の「潮」と楓型の「青楓」、秋は紅葉型で「照葉」、新春は金沢の正月菓子、福梅(紅白の梅型モナカ)に似せた「麩久梅」。中華スープの「桃」とコンソメの「エヴァンタイユ」は不人気で姿を消したかな?
   で、物産展へ行くと、これらを自分で選んでお好みで詰め合わせができるんですよ。うちは、「自家用だから箱要らない」と袋詰めしてもらいますけど。

   さらに、おかあさんのめあては「ひと手間麩」。これは、乾燥麩とフリーズドライの野菜にお出しを詰め合わせてあって、お水を加えてお鍋にかけるだけ、お忙しい奥様が3分くらいでひと品作れるようにしてくれたもの。最初は「卵とじ」と「あんかけ」だけだったのが、「じぶ煮」と「ブイヤベース」が出て、重宝してました。うちの子なんて、おかげでブイヤベースには麩が入ってるもんだと思いこんじゃって(そりゃ問題だ)。でもブイヤベースは製造中止になった模様。フリーズドライですんで、ブイヤベースのエビは貧弱、じぶ煮の鴨はちいさなつみれ状態ですけど。その辺は、自分で追加すると言うことで。ひと箱6~800円なのがちょっと痛い? でも、昨日それを買いに行って、大胆にも
   「ひと手間麩ないの? 卵とじ好きなんだけど」と声を掛けてしまったら、作務衣を着た金沢から来てる社員さんとおぼしきおじさんが
   「昨日まではあったんだけど。外商で、石巻のひとが是非にって言ってるってひとりで40箱もってっちゃって売り切れちゃったんです」と声を潜めて。
   「やっぱりファンはいるのね~今度は早めに来るわ。じゃ、自分でなんとかしよう」と、小細工麩をひと袋買いました。

   小細工麩というのは。小さな乾燥麩のシリーズで、昔ながらの着色料で色を付けたお花や紅葉、松茸やらちょっとした丸いボールのかたちをしたものです。これは、どちらかというとみそ汁やおすましの彩りにちょっとプラスして使うもの。上記の卵とじやあんかけなんか、こういうの使って自分で作ればいいんですけどね。ちょっとお野菜とか、湯葉とか。そういうものを用意するのがおっくうで。よく考えると、サイドディッシュに800円というのは贅沢だな。自重しよう。

   

生麩もありますよ。今時分なら、紅葉の色、形をしたスティックになっていて、真空パック。お好みの厚さにスライスしてお煮物などにお使いください。冷凍しとけば2ヶ月保ちますよって。お店としてはそっちがメインなんでしょうが、わたくしはちょっと。
   1) わたしはムリヤリ押し切るのでせっかくの形がゆがんでしまう
   2) なんども温め直す我が家では(そしておかあさんは火加減の微調整が苦手!)高熱で縮んで可愛くなくなってしまう
   というような理由で生麩はなんだかその美しさを楽しめないのでパスなんです。
   人が作ってくれたものに入ってるときはいいのになぁ。

   というわけで、しばらくお麩メニューを満喫することにしましょう。

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コメント

あ、不室屋さんのホームページここね。
通販も可です。

投稿: まいね | 2006年9月28日 (木) 11時09分

なにやってるんだろう……今イチ機能を把握しません。
不室屋さんのホームページ↓
http://www.fumuroya.co.jp/top.html

投稿: まいね | 2006年9月28日 (木) 11時10分

こちらは生麩派なので、理由はまったく腑に落ちませんが(^^;)、まあいいとしましょう。ひと手間麩、便利そうだね。ビストロスマップで、誰か麩料理、リクエストしないかなあ?

投稿: きりん | 2006年10月 6日 (金) 23時48分

お、きりんさんがやっぱり釣れた。
そーか、彩り用じゃない生麩もありますね。肉食生活から体質改善のために生麩もレパートリー導入を図りますか。

投稿: まいね | 2006年10月 7日 (土) 21時01分

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