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2006年8月 4日 (金)

「鋼の錬金術師」前言撤回?

   とむ影さんにお願いして最新14巻まで一気読みしたんですが。
   すいません、先日1巻だけ読んで「水戸黄門的世直し旅」なんてふぬけたこと書いちゃって。
   業を背負った兄弟が錬金術というどす黒いところを秘めた学問と国の根幹に関わる謎に挑む骨太な物語でありました。
   2巻になるといきなり綴命の錬金術師という合成獣(キメラ)を作ったことで名を挙げた錬金術師が登場、しかし、それは大切なものを犠牲にした「成果」であったり。さらに、国家錬金術師に恨みを抱く謎の男は登場するし。彼らは自分たちの目的を果たすために旅するだけでなく、降りかかったお~きな火の粉を払う度にこの国の奥深く進められている大きな陰謀とも戦うことになっていくのでした。
   エルリック兄弟の旅路は迷走、前途多難であります。
   でも、脇役がみんなイイし。敵方、ホムンクルス(錬金術ものだけにやっぱり出るよ)さえなにか見るべきところがあったり。
   1巻から登場の「焔の錬金術師」国軍大佐ロイ・マスタングといい、その副官でクールなおねえさんホークアイ中尉もおステキだし。その部下たちもそれぞれなんだかいいひとで有能だし。
   感動やさんで脱ぎたがる筋肉自慢のお人好し、それでも「豪腕の錬金術師」アームストロング少佐(名前がマンマだよ)はもうサイコーだし。
   軍人ばかりでなく、エドの機械鎧を整備してくれる幼なじみのウィンリィとそのおばあちゃん、師匠のイズミさん、みんな女性ですがつおいことつおいこと。
   ルックスから皮肉屋かと思えばでれでれの子煩悩親爺であったヒューズ中佐は涙のさよなら、「もっと大人を頼ってくれていいじゃない」とエドを張り飛ばしたしっかりもののおねえさん、ロス少尉は脱走後マスタング大佐により消し炭化されちゃうし。
   陰謀ものだけにきっつい退場も多いですが、細かいヒューマンな描写があるので助かります。いやほんと。どんな荒くれでもねこさんとかこいぬとかぱんだとかかばうし(しつけの名目で子犬に7発もぶち込むホークアイ少尉がいちばんヤバイ人かも知れない、てゆーかもったいない。無駄撃ちして始末書はいいのか?)。
   陰惨なストーリーを挽回する巻末オマケマンガとカヴァー下のギャグでスッキリ読み終えられます(まだ終わっとらん!)。これはたしかにケッサクだ!(カタカナで書くとビミョーだな)

   

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