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2006年8月19日 (土)

興奮の東京ドーム

   そういうわけで(どういうわけだ)、今年は帰省のついでに東京に行ったんですよ。
   お昼の新幹線接続特急で金沢を離れ、夕刻に東京駅着。ネットで探したという「安宿」は芝大門横のビジネスホテル。「親子4人と予約を入れたらこうなった」江戸間(?)の8畳。お風呂とトイレが別なのが救いという程度の。
   荷物を置いてから地下鉄都営三田線で(今は全部ひっくるめて東京メトロ?)水道橋へ。めくるめく体験の始まりです
   今はもう全てがネット、ネット! 親子シートが2組取れたそうで、「外野の上の上だけど」と控えめに仰せですが、三塁とレフトの中間ぐらいのお席、てっぺんから3列下がったところでした。嗚呼、東京ドーム、お盆に巨人戦を観戦する日が来ようとは。もはやジャイアンツファンとは名乗ってはおりませんがなんだか感無量です。豹太は感極まって「僕もう要らない」とせっかくの幕の内を半分食べ残して。
   あのライトスタンドの大合唱。TVは音声を調節して減らしていたんですね。豹子は放っておかれたのが不快なのか、大声援と気圧が影響したのか「頭痛い」とむずかりはじめました。
   フルキャストスタジアムと同じように蛍光色のキリンのビール売りのお姉さんが目立ちます。えび茶のヱビスビールのおねえさんも。ああ、なんで楽天色(クリムゾン)に合わせてるのかと思ったら、ヱビスだからえび茶のつもりなんだ。アサヒのおねえさんもいますね、コカコーラのおねえさんは色は同じコカコーラレッドだけど、フルキャスではセーラー服なのに、東京ドームは丸襟に見えました。そして、
    「旦那様! サントリーのおねえさんはフルキャスにはいなかったですね!」モルツを背負ったサントリーのおねえさんは、クリームブルーのアクセントカラーの効いたさわやかな装いでした。
    「……やっぱりまだ東北でサントリーは商売ができないんだな
    お若い方はご存じないかも知れませんが、バブルの前ごろ、遷都論が出たときに東北遷都の噂を聞きつけたサントリーの会長(名はあえて秘す)が、やっぱり彼は京都の人であったので、向こうは「まだ遷都という正式な法令は出てない、都はまだ京都」という立場なので当然おもしろくなかったようで。
   「東北なんてクマソのすんでる未開の地」というような発言をしてしまったんですな。
    ここで注目! 彼は二重に誤りを犯しています。東北を異民族の住む未開の地としたところ、さらに、東北に住む「異民族」を熊襲(クマソ)としてしまったところです。クマソは九州のそれですね。東北のそれは蝦夷(エミシ)。これ、試験に出ます(ウソ!)。ただ、つらつら考えるに彼もそうバカじゃないですから「東北→エミシ」は浮かんだと思うんですよ。ただ、さらに雅語である「あずまえびす」ってやつが浮かんで、商売敵(?)のヱビスビールを連想してつい別の言葉を探して間違っちゃったんじゃないかと。ま、憶測ですが。そういうわけで、当然東北各地の反発はすさまじく、一時サントリー商品の不買運動まで起こったとか。サントリーのクマソ発言といえばその年の経済ニュースにもなりました。大変だね。口は禍の元。おかあさんも気を付けよう。
    と言うようなことがあったので、フルキャストスタジアムにサントリーが入れなかったのではないかと愚考した次第。いや、サントリーのビールはシェア低いですから、単純に需要がなくて入れなかったのかも知れませんが。
    あと、その日は初回から点が景気よく入りました。点がはいると、お客がみんな手にしたオレンジ色のタオルをぶんぶん回すんです。なんじゃこりゃ、と思っていると、バックスクリーンの液晶モニター、オーロラヴィジョンであおっておるのです。「オレンジ・タイフーン」といって。
    「豹太や、おまえもやりたいかい」もう、目を輝かせること。おかあさん席を立って、豹太の好きな二岡選手の背番号の入ったハンドタオル700円相当を買いに行きました。丁度また終盤にもだめ押し点が入って、そのタオルは大活躍したのはおいといて(置くな!) 、売店で凄いモノを見てしまいました。

    

ジ ャ ビ ッ ト の ピ ロ  ー !

    ジャビットとはジャイアンツのGとYを組み合わせたマークをウサギに見立てたマスコットですが(だから左目の目尻が切れてるんだ!)、そのオレンジのウサギちゃんが、猫のごとく四肢を投げ出して寝そべっている姿の枕なんです!! その閉じた目! プリンとした口許! さるぼぼか這子のようなシンプルなフォルム! それに紐をかけて、高いところにまるで空を飛ぶように展示してあって!!

    

買 わ ね ば な る ま い!

    1440円抛って買って参りました。観戦中豹子と二人して抱きしめ倒しました。
    「かわい~!」
    嗚呼、ぬいぐるみに於いて一目惚れとか運命の出会いってあるんですね。
    「それどうするんですか?」旦那様はあきれ顔。
    「持って帰る!」
    「明日は?」翌日は東京観光の予定でした。
    「ごめんネって東京駅のコインロッカーに入れてく!」
    「勝手にして下さい」
    なんてことをしている間にジャイアンツは大勝利。みんなご機嫌で帰途につきましたとさ。宿でも取り合いのケンカをした揚げ句、豹子が寝入って手放した隙にわたくしが抱いて寝ました。ふふふ。
    今日、ジャビットちゃんが汚れないようタオルで腹巻き様のカヴァーを作りましたことよ。採寸して実家の母にもカヴァーの作成をFAX依頼済み。
    とっても有意義なドーム観戦でしたわ。

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コメント

ヤクルトの方も点が入って、れいのヴィニル傘の東京音頭の大合唱も見られましたよ。豹子はこっちに感動してましたね。

投稿: まいね | 2006年8月19日 (土) 02時16分

正式名は「ジャビットふわふわピロー」。画像はここ → http://item.rakuten.co.jp/dome/10739/

投稿: まいね | 2006年8月20日 (日) 21時10分

   母から枕カヴァー到着!
   「どんなものか実物がないとできないわと思ったけど、豹太ちゃんが持ってたタオルの絵柄を思い出して、あんたの描いた絵と寸法とで自分でジャビットちゃん’を作ってみてそれにあわせて作ったわいね。イロイロ考えて面白かったわ。布はそれ、豹子ちゃんのこの春まではいてたショートパンツ。おしりにはいたものをを枕に使うのってどうかと思ったけど、もったいないの時代やし、いいよね?」
   おかあさんどうもありがとう。確かにそのショートパンツ、ベビーピンクと白との3ミリ角のギンガムチェックに裾の部分にフリルとピンクのおリボンつきで、捨てるに忍びなくてバザーに出してもらおうと母に送ったんだけど。うまく真ん中で継ぎ合わせて、その裾のフリルがばっちり両脇に来てました。そのジャビットちゃん’も見たいわ。
   老い先長~いパワフル年寄りの楽しみになったのなら良かった。

投稿: | 2006年8月23日 (水) 01時28分

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カワイイうさぎさんがこんなに大きくなっちゃいました・・・・。 でも、世界には、もっと大きいうさぎさんがいるそうです。 というのも、このうさぎさんは7キロ!!!! でも大きいウサギでは18キロもあるとか・・・・ [続きを読む]

受信: 2006年9月12日 (火) 00時11分

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