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2006年6月28日 (水)

男子禁制の愉しみ

   おいしかったぁ! ランチに行って参りました。って、お友達とじゃなくってね。
   「上のひとが、あんたを食事に誘いたいらしいんですけど」と、旦那様が月曜に仰せになるではないですか。旦那様の上司は今年新しくご着任になった方です。
   「え? それってナニ? おかあさん貞操の心配しなくちゃなんない?」
   「いやそーゆうんじゃなく。オレも一緒。オレもワケわかんない」って、なんでしょう?
   「これは、仙台に着任したからには噂のうつくしい早乙女さんの奥様を拝んでおかねばならないということか?」違 い ま す か ら 、 絶 対 !
   「違うと思う」旦那様もそうあっさり否定しなくたって。
   「オモシロイひとだからいっぺん会っとくといいって引き継ぎでもあったんでしょうか?」
   「さあ?」旦那様もっと盛り上げてよう。
   「火曜は歯医者がありますから水曜で」ととりあえず日を決めて、昨日はお洋服もちゃんと用意して斎戒沐浴してこの日を待ちましたことよ。
   「12時頃下に出てて。拾いに行く」と、もったいなくも上役様に車を出して頂いて、「涌谷町のちょっとお洒落なイタリアンレストラン」とやらにお出かけです。近所のTSUTAYAの駐車場に車を止めてお待ちの上役様、運転席後ろのドアを恭しく開けて頂いて。うわ、最上座じゃないですか。ずうずうしく乗り込んじゃいました。いいのか?
   「涌谷町って上(北)ですか? それとも下(南)?」
   「……北の方。泉より先」と旦那様小声で。すいません不案内で。
   「じゃ、利府の方?」それは新幹線基地もあるような郊外ですね。
   「すぐですよ」と運転手様はカーナヴィをセットしてかろやかに発車です。
   いろいろ世間話をしているうちに仙台市を縦断して涌谷町へ。やっぱり郊外は緑が濃いです。実家の父がよくドライヴにいく加賀の山沿いみたいな風景が現れ、やっぱりどこも山の方に無農薬野菜とか自家製ハーブを使ったレストランがあるものなのか、とおもってると、いかにもその辺の木工所と言ったカンジの木造の平屋がわざとらしく建っていて、「ノース ポール」とチョークで書いたような素朴な看板が。車酔いに突入ギリギリの微妙な線でようやく到着です。
   「45分で来たね」って、駅まで混んでてもバスで30分のわたしにはそれは相当なドライヴです。
   駐車場はセカンドカーとおぼしき小さめの車でいっぱい。坂を上がった第2(?)駐車場から店舗へ下りる近道は手作りっぽい石畳で舗装され、所々に風情ある井戸がしつらえてあったり、イングリッシュガーデン風に草木が整えてあったり。ウッドデッキふうのテラスには大きなパラソルと、その下にテーブル。おねえさん、この天気(久しぶりに仙台も梅雨の晴れ間!)でそこは大変でしょうね。もう、女性の心を刺激しまくりの道を経て、レストランに入りますと、おい、ほぼ満席。みんな大きいおねえさん。
   
「旦那の留守におかあさんはみんなここでランチなんだな」旦那様は憮然。
   「わたしはこのような場所には来たことはありません」おかあさんも憮然。
   テーブルには野の花を2,3輪も挿した陶器のカップ。これがなんともさりげない。自然光が窓から入り込んで、ロケーションを生かした実に何気ない雰囲気です。これは受けるだろうて。
   お料理も、いきなりカクテルグラスに赤と黄色のとろんとしたものを盛ってきて
   「ニンジンのムースにトマトのゼリーです」甘ぁい!
   「小豆のキッシュに野菜いっぱいのサラダ、添えてあるのはサーモンです」きゃあ~
   「鰆とキャベツのテリーヌトマトソースでございます」
   「パンのお代わりの代わりにマイタケの炊き込みご飯もございます」何故に!? でもそれももらっちゃう!
   「ポークとズッキーニのソテーでございます」うわ~!!
   幸せ。こんなにたくさんの種類の野菜食べるのも久しぶり。
   ニンジン、トマトからはじまって、レタス、ズッキーニ、エリンギ、オカヒジキ、キャベツ、水菜、茄子に長いも。一品一品の量は少ないけど、ちゃんとフルコースで、おなかいっぱいになりました。デザートも、小さいながらしっかり甘いザッハトルテにそば? なにか雑穀の入ったパンナコッタ、レモンの香りで目が覚めるようなソルベと可愛く切ったパイナップル。もう、どうしましょう状態。
とっても幸せになりました。
   それで、目的はどうも「リストラしちゃってゴメンね」ランチであったらしく。これから大変だろうけどがんばってなどと激励されてました。

   これでお昼のコース2000円台なんだから! 目を疑いましたよ。
   「まぁ、こんなステキなところよくご存じですこと」
   「早乙女くんも奥さんをこういうところに連れてきてあげないと」
   「
すまんな貧乏で」ああ、旦那様沈まないでぇ。
   「貧乏より車ですね。うちは車がないから無理です。次にお友達と来るにはタクシーですね」
   「10キロ超えたからなぁ。タクシーだと大変だよ」
   「じゃ、その場合はだれか車のある人を騙して出してもらわないと。それで、デザートのケーキをよいしょっとそのひとにあげちゃってごまかしちゃう」
などとバカな話をして盛り上がったのでした。いや、一緒に行く人いないから。
  
   帰りは泉(仙台市が政令指定都市になるに当たって合併した北部隣接の市。今は仙台市の区になっているが、新しくてきれいなところと認識されてる)の方を回って、4年前にイタリアチームが泊まったホテルなどを遠く望んだり、ひたすら真っ直ぐきれいな住宅地の道路をかっ飛ばしたりとドライヴを楽しんだのでありました。どーもごちそうさまでした。でも、昼ご飯に丸3時間ってのはどうよ? と思いましたです。おかあさんはいいけどさ、お仕事のおありの殿方2名、大丈夫でした? 
 

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コメント

「せっかくブログのネタにしようと思ったのに、お野菜お数がどうしても思い出せませんでした。ああ~っかぼちゃあったよって、今朝になって思い出したりして。年ですかね?」と旦那様に愚痴れば
「そういうときこそ携帯で写真を撮る」
「イヤ~っ! そこまでは。ちゃんと見たものを言語化して何度も唱えて確認してたんですけどねえ」
あんたもそこまでやらなくても。いや、脳の老化を防ぐにはそれくらい気合いを入れて生活せねばならんのか。それにしても去りゆく我が能力よ。来月はとうとう不惑であります。

投稿: まいね | 2006年6月30日 (金) 12時32分

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