« 十人十色 | トップページ | 修学旅行は会津にGO! »

2006年6月 6日 (火)

「功名が辻」22 

   もう「本能寺」の予告が流れてます。噂通り、あぶない信長様は火縄銃で凛々しく応戦です。お寝間着姿じゃなくって、ちゃんと鎧を、それも、流行の最先端、防弾性能に長けた南蛮具足をお召しです。番組開始直後には、あまりにお年をおめしすぎな感じと発声の悪さから降板運動までネットでは起きていたというのに(わたくしもこりゃ~いかんわと思いましたです。ブログの1月の項をごらんください)、今ではその鬼気迫る演技に助命嘆願が巻き起こっておるのです。信長さまの出る大河では恒例とはいいながら、今となってはもっとも惜しまれている信長であると申せましょう。
   って、まだ死なないから。
   番組開始後は、やっぱ一応主人公から。難攻不落の高松城攻めです。秀吉さんに、杖をついた黒田官兵衛さん、あと、たぶん蜂須賀小六(とおそらく秀吉の弟の秀長)。こういうときはヴィジュアル(絵図面)な説明がいいですね。周りは湿地だし、お城の前は一本道。攻めるのは難しいって、見てすぐ解ります。一豊さまが斥候に出てるって言ってましたが、見つかっちゃって、お城から出てきたお侍に襲われそうです。それがね、一豊さまは映らないんです。おっさん4人が「そこじゃ!」「ああ~見ておれん」「すごい! 相手の槍を掴んで切った!」「やった!」って、実況。コラNHK! わたしはちゃんと受信料払っておるぞ! 予算が足りないからとこんなセコイ真似を……面白かったけど。全然一豊さまを映さずに、一豊さま槍で一働きを描いちゃった。一豊さまは、一戦終えた姿で館の中で秀吉さんに褒められてます。やっぱり地味な戦闘では強いんだな。原作だと、大将首をとるようなハデな働きはしないけど、戦では毎回、農夫が野菜を収穫するように確実に敵を倒してくるって言ってましたね。
   その一豊さまに、秀吉くんはお使いを命じます。高松城は水攻めに決まり、どんどんお水が溜まるまで攻め手の秀吉くんたちは暇なんです。でも、「暇してる」と他の武将や信長様にばれると妬まれたりイロイロ厄介なんで、その辺は工作。「おやかた様の所に行って、おやかた様がいらっしゃらないとダメですぅって言ってこい」って。ま、ごますり。アンド、遊んでるんじゃないのよって示威工作。ほら、見て解りやすい作戦じゃないから。革新的なことをするときには味方に解ってもらうことも大変&大切。それがわかってない一豊に、噛んで含めるように秀吉さんは教えてくれます。いえ、一豊さまの向こうのわたしたちお馬鹿な視聴者を向いているんでしょう。
   で、一豊さまお使いの必然性は、ドラマ的には、風雲急を告げる信長様&光秀君の関係に立ち会わせるため。最近だーりんが不眠症ぽくって、と、光秀君の奥方もアリバイ出演。さすが大石氏、日本史上屈指の謎に向かって、キレイに堀を埋めてきます。あぶない信長様、どんどんコワイです。今日も赤いお着物~♪。「へうげもの」の登場人物紹介でも、好きな色はレッド&ブラックって書いてあったな~関係ないけど。ノリはよく解る。ちなみに秀吉の好きな色はゴールド。へうげものの主役である古田織部佐介くんはグリーン&パーシモンだそうで。色の設定もさることながら、わざとヨコモジなところがあの作品ぽい。
   どんどん怖さを増すあぶながさま、今回は「天皇家もいらない」発言で古い権威を信奉する光秀君の理解を超えます。もう、彼にはついて行けません。いや、「ついて行けない」を通り越して、「この人を生かしといたらヤバイ」まで踏み込みましたね。そんで、有名な家康君接待ディナーの仕切り失敗エピソード。立派なお膳の上の鯛のお造り、「待てぃ!」って取り上げて、鼻先へ持っていって、匂いをかいで。「腐っておる」って、そんな!? ま、季節的にヤバイですな、旧暦四~五月じゃ。扇子でおでこを叩き「お前の領地は召し上げじゃ! 秀吉の助っ人に行ってこい!」これで決まったかな? その場であぶながさまに逆らうこともできず、「でもこのナマスは美味しいよ。さすがです」とゆっくりフォローに回る西田敏行@家康。ま、これくらいが当時の家康にできる精一杯か。いや、でも、わたし、この鯛って尾頭付きだと思ってました。昔読んだ子供向けの偕成社の伝記だと、家康君、好物の筈の鯛を食べ残してる、なんで? と森蘭丸がそれを立ったまま鼻に持っていって、「腐っているようです」って挿絵が記憶にあるんで。いくらなんでも焼き魚はそうそう腐らないか。冷蔵技術の発達した現代の感覚に合わせましたか。これもどうせ史実じゃないらしいし。
   で、六平太がまた余計なことをして。「信長を討ってくれ」って。毛利はあんたにつくって、ホントかよ。一介のニンジャの分際で、そこまで大大名に影響力ありますか? ドラマの六平太は妙にスーパーマンでさ。ちょっとイヤになっちゃう。
   とりあえず本能寺謀反への道は確実に。千代さんは、一豊さまはどうなってゆくのでありましょうか。

|

« 十人十色 | トップページ | 修学旅行は会津にGO! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138427/10413077

この記事へのトラックバック一覧です: 「功名が辻」22 :

« 十人十色 | トップページ | 修学旅行は会津にGO! »