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2006年6月28日 (水)

「功名が辻」25 地味にがんばる

   あ、そうそう、それで「功名が辻」ね。
   清洲会議も支配して、秀吉くん覇道をまっしぐらであります。得意は調略。最近までわたくしこんなターム存じませんでしたことよ。光の辞書には入ってません。ATOKも変換してくれません。え~と、権謀術数で敵を寝返らせたりすることですか? 今回は、あの柴田勝家の息子(養子らしい。その辺に意思の疎通がうまくいってなかったところがあって、それを知っていてつけ込んだ模様)が彼の旧宅長浜城主になっていたのをうまく寝返らせて長浜を取り戻したそうな。やりますな。やっぱ、兵を動かして勝つのは下の下。戦わずして勝つのが洋の東西を問わず上策でございます。
   って、史実パートはあと細川さんちが、謀反人のお玉さんを嫁として置いておいては細川家の行く末に差し支えがある、と、愛と家とを秤にかけて苦しむところをやってましたね。この前「故郷忘じがたく候」だったっけ、シバリョウ繋がりの本を読んだら、この薄い本は短編集で、「胡桃と酒」ってのがこの二人の悲劇を書いた話でした。あんまり美し過ぎなくってね、美しく、心つよく優れて教養たかい二人が出会ったことによる悲劇。美しい妻に執着を持ちすぎた忠興が、かの女を妻としなければ引き出されなかったであろう異常性ゆえにかの女をおいつめていってしまうさまを描いていて他のひとの書くものと一線を画していましたね。タイトルの「胡桃と酒」は食い合わせの一例だそうで。作中、忠興からの心づくしを一緒におなかに入れて、お玉さん死ぬほどの目にあって、「食べ合わせだそうです」なんて言われて、「違う!」とうなされつつ叫ぶんですな。胡桃と酒がいけないのではない。忠興と自分が夫婦であるのがいけないのだと。哀しすぎます。そんなのが頭に強く残っていたのでお玉さんが家臣の手によって害されようとしているところにヒーローのように現れる忠興くんを「因果じゃのう」と見ておりました。
   そんなシリアスな夫婦を冒頭やっといて、今回のメインは鉄矢のフォローです。吟はもういい隠居になってますが、鉄矢はもう山内家臣団の立派な元締め。例の「丸に三つ葉柏の紋所」のはなしをするは、千代さんパッチワークの幟の説明はするは。もう、あの貧乏新婚生活が昔話になっております。千代さんまだまだ新婚のように初々しいのですが。
   その鉄矢のことをにくからず思うお女中がおるのであります。おいおい。亡き父を思い出しますって、ファザコンか、妥当な線で納めたな。それが、母の介護で嫁き遅れって、昭和30年代じゃあるまいし。でもまあ、38で未婚ってのは、イマドキアリですから。その辺をらぶらぶ早婚礼賛だけでなく、負け犬にも一花的取り上げ方は公平感あってイイかな? わたしはやり過ぎかともちょっと思いましたけれども、ま、58とかいう鉄矢に再度嫁取りをさせるにあたってロリコン的10代のコムスメを持ってくるよりは好感が持てましたね。
   いろいろあって、二人はくっつくか~と思わせて次回へ引きです。なかなか見せます。

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