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2006年5月15日 (月)

「功名が辻」19 織田家はガ~タガタ

   「安土桃山」時代って簡単に言いますけど、安土城って現存してませんよね。どんなお城だったんだ、姫路城タイプかやっぱり。信長だけにモン・サン・ミッシェル風だったら凄いぞとか、意外と紫禁城みたいだったら笑うぞ、なんて思ってたら、最近は研究が進んで、日本初の天守閣を持った豪壮な建物だったとか。オープニングテーマの前にちょっとコーナーを設けてその日のポイントについてチョット語るスタイル、アヴァンタイトルというそうですが、今回はその安土城についてやってました。やっぱ、「日本初」をイロイロやって、将軍、天皇を超える日本の支配者を目指していたようですな。それを支えたのが、兵農分離、方面軍という軍制。それから、当時じゃんじゃん取れはじめた金。それを背景に南蛮貿易で儲けたお金(あれ? 楽市楽座で支配者への市場税はなくなったはずなのに、商業が活性化してなぜ信長が儲かるんだ?)。日本史は鎌倉までしかやってませんが、この辺の時代はこっちも燃えますから大河やら「その時歴史が動いた」やらで結構耳学問しますのよ。
   そして、信長様はご機嫌で上ばっか見てるのに、その下はみんな薄ら寒~い表情になっていきます。まず、先週爆死した松永弾正くん。今週は荒木村重くん。家来が信長の敵に食料を横流ししていたことがバレ、「事情説明においで(ニコッ)」に進退窮まったとばかりに挙兵です。あれだ、キューソ猫を噛む。小心なネズミちゃんを追いつめてはいけません。周りも冷や汗タラタラで「一緒に謝ってやるからとにかく来い!」「お前みたいな使える奴、上様は殺さない」って、脅すやらすかすやら。秀吉が必死なのは、荒木君のお城は摂津で、常識で言って、中国攻めをやってる秀吉軍の背中だからです。挟み撃ち。娘が荒木君の息子に嫁いでる明智君も説得に寄越されますが、明智君は心中シンパシーがあるんだか、あんまり必死感の感じられない説得でした。荒木君は秀吉のオーヴァーアクションが目障りだったらしく「猿芝居には飽きた」と明智君に言っちゃってますね。やっぱ、秀吉のうまいこと言いが通じる相手と通じない相手があると。通じないなりに、ええい、小憎らしい、浅ましい、と見下げるひと、あそこまでできんわ、と呆れながらスルーのひと、アレも才能だし、と見切ってついてくひと、それもまた秀吉との上下関係で皆さん選び取っていっているようで。昔のドラマみたいに、この方針で行こうと決めたら上から下までみんな主人公のことを同じように思ってた、というふうには行かないのが21世紀ドラマの難しいところです。信長様にせよ、お市様は兄上LOVEで戦ばっかりじゃなくって芸術的センスがあるお兄様ステキ、な反面、濃姫様は、もうアブナイあなたにはついて行けないわ、光秀様の奥方になれればよかったのに状態。多すぎる登場人物にもそれぞれ存在意義があるのであります。
   一番この話でがんばって働いているひと、六平太、もう織田家はガタガタだ、どんどん家臣が離反するぞ、毛利へ寝返れと身体をはって説得です。
   「なんでそんなことを言う?」
   「お前は千代と娘を幸せにしなくてはいけない」だあぁ。あんた、だったらさっさと一豊様を戦死させて未亡人な千代さんを自分が幸せにしてやれば? それができない六平太だから好きなんだけど。
   荒木が寝返ったぞ~と夜這い告げ口してくれる六平太。もそっと優しく起こしてやったらどうかね? 無理か。この毎回の嫌がらせがなんだか好きになって。次はどういう嫌がらせをしに来るのかな~ 
   嫌がらせと言えば、危篤の半兵衛どのに千代がお見舞いのお手紙。それを読んで、「生涯愛したのは千代殿だ」ってさ~溜息。あからさますぎ。奥方(史実では当然います!) 立場ナッシング。そうじゃなくてさ。普通のお手紙っぽく礼儀正しく聞いといて(読み上げてもらってたと思います)、「その手紙は」って、受け取って 胸元、心臓の真上に入れて、そっと押さえる。「こうして逝くことを許してもらいたい」の方が、しっとりした秘めた恋っぽかったんじゃないかな~と。解りにくいってソレ(とセルフ突っ込み)。おかあさん、繕い物しながら見てますから、音がないとワケわかんないシーンになっちゃう。
   で、かわりに前回から秀吉ファミリーに参入の黒田官兵衛、「ワシがもういっぺん説得に行ってきます」と敵陣へ消えてゆくわけだ。捕まって、幽閉されて半死半生なのはこの城攻めだったっけ? ま、来週が楽しみ(んな残酷な)。

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» 第19回「天魔信長」/功名が辻 [デイリーニュース]
一豊(上川隆也)ら秀吉(柄本明)軍は播磨にいた。『織田を裏切れ』と毛利と通じる忍者・六平太(香川照之)が一豊にささやく。『奉公は鈍なるが幸せ』という千代(仲間由紀恵)の言葉を思い起こした一豊は、侍奉公の身にとって主家を比較するは無用と拒絶。六平太は、織田は内から崩れると言い残し去る。その頃千代は2歳になる一人娘よねを、平穏に生きてほしいと祈りながら慈しみ育てていた。 一方、安土城を築城中の信長(舘ひろし)は光秀(坂東三津五郎)に、光秀の娘・玉(長谷川京子)と細川忠興(猪野学)の婚儀を命じると、... [続きを読む]

受信: 2006年5月15日 (月) 22時20分

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