« ラッパ飲みはもう解禁? | トップページ | 「功名が辻」17 ひとときの幸せ »

2006年5月 1日 (月)

18歳未満のお客様はご遠慮ください

   久しぶりに、「ちょっと性描写が過激なところもあります」というのが売りの女性向け恋愛小説のサイトに行ったら、新作が公開されてました。
   「不美人なのを苦にしてお堅く生きてきた女教師が、容姿と言い性格、成績、家柄と言い非の打ち所のない優等生の生徒会長恥ずかしい秘密を握られて……」というプロットに胸とどろかせて閲覧開始♪。
   彼女、父親が理事をやってる関係で、名門の私学で日本史の教師をやってます。妹たちは同じ学校の生徒。それが、苦手にしている優等生の生徒会長に呼び出されて見せられたのが、自分の恥ずかしい写真。きゃ~! イヤ~! おきまりの、これを公表されたくなかったら言うとおりにしろ攻撃です。なんでまた私のような冴えない女を? と勇気を振り絞って尋ねると、
   「あなたを愛しているんです」出た! ありえねえ! どりーむ炸裂!
   で、できれば僕を愛して欲しいんですけど、いきなりは無理でしょうから。恋愛感情というのは脳のA10細胞が刺激を受けた状態で云々、快楽によってこれと同じような状況を作り出せばあなたは僕に恋をしていると誤認するのではないかと思いますとかムチャクチャな論理を展開。
   要するに、気持ちよくさせてやるから好きになれと。
   で、怒濤の調教が始まるのかと思いきや。
   多少の言葉攻めと強制わいせつな行為があった後は、「え、こんだけでいいの?」とチョット拍子抜けなぐらいでおしまい。あとは紳士的な態度でもう行っていいよって。でも、お堅い彼女にとっては天地がひっくり返るほどのショックだったわけで。
   妹の幼なじみで同校の生徒である少年に「なんかあったでしょ」と聞かれ、ついつい生徒会長に告白されたと吐いてしまいますと
   「あのひと、黙秘とかはするけど絶対ウソ吐かないひとだから、真剣なんじゃない? 付き合ってみれば」と請け合われてしまって、さらに心乱れると。
   翌日からの調教生活っても、縛ったり叩いたり恐ろしいものくっつけたりとかは全然なくって(おかあさんいつもどんなもん読んでるんですか)、ただ要所を裸に剥いていじりたおしては彼女のその部分がどうなってるとかああなってるとか描写して恥ずかしがらせたりするばっかりで、ほとんど放置プレイ。後になってみれば、その辺がやっぱり高校生坊主の限界というところか。
   「あなたも○○家の長女なのですから政略結婚でしかるべき男性に嫁ぐはず。処女は奪わないであげましょう」とか分別くさいこと言っちゃって。こっちも欲求不満です。「欲しいんだったら自分で言ってみれば」なんて挑発も、ただお堅い彼女には自分の殻を破ることができず、精神的に参るだけ。
   よろしいです。男性向けだと、このような状態ではあっさりと快楽に負けて頂戴とかアレが欲しいとかもうけだもののように理性のない状態に陥ってあられもない言葉を叫び倒してたりします。それもまたどりーむですから需要があればこその描写なのかも知れませんが「どいつもこいつもヤク中か。快楽に負けずに矜持を保ち続ける女性ってのもまた萌えではないか」と苦々しく思っていただけにこの彼女の姿勢は好ましい。けど行為が進まないからちょっとつまんな~い!(アホですか、あんたは)
   最後まで堕ちない彼女にタイムリミットが来てしまって「もういいです。実はウソ。ちょっとした実験をやっただけ。面白かったです」なんて生徒会長はあっさり引いて、彼に恋していた(ことを抑圧していた)ことに気づいた彼女はうちひしがれます。そんな時に見合い話が。お家柄、顔合わせ会にすぎず、断ることなど100%あり得ない見合いに赴くと
   「実は乙女な○子さん、お見合いの席でさらって欲しかったりするでしょ」とれいの生徒会長が待ちかまえていて、料亭の一室に引き込み、奪わないと約束した筈の最後の一線を越えてしまうのでした。そんで「やっぱり他の人に渡したくないから」なんていってもうサインするだけになってる婚姻届に判を押させて、「じゃ、顔見せるだけ行ってきて」と見合いの席に送り出すと。
   とどめが、その見合い相手が生徒会長本人で。びしっとスーツで決めてきて、「兄の釣書が間違っていってしまったみたいですね」なんて言っといて「まだ学生の身ですが○子さんには苦労はさせませんからどうかこのまま進めてください」って。その後でお約束の、「若い人同士で」となった局面で「一世一代の嘘を吐きました。実は、見合いの本人はふん縛ってそこの便所に転がしてあります」って。要するに、大好きな先生がアニキと見合い結婚すると聞いてボーヤ一世一代の大バクチ、というお話しであったわけです。「はじめてその顔に18歳の少年らしい所を見た」なんてオチに書いてあって。あ~あ(でも、最初の恥ずかしい写真はどうやって入手したんだよ)。
   この作者さん的にはスゴイ描写続きであったらしく感想なども「××くんコワイ」とかが多かった由。いやそれでもじゅうぶん女性向けどりーむの範疇でありましょう。いや~一気読みしちゃったよ。この先どうなるのというハラハラドキドキ。十分楽しみました。H描写は過激インフレしなくてもいいんだな~と思いましたことよ。

|

« ラッパ飲みはもう解禁? | トップページ | 「功名が辻」17 ひとときの幸せ »

コメント

まいねお母さん昼間から何やっているんですか( ̄▽ ̄;)
このブログがR指定になっちゃいますよ。

投稿: 科学の星@アマサイ | 2006年5月 1日 (月) 15時25分

   あはは、アマサイさん、ヘンなものをご覧に入れました。週明けだから「功名」のレヴューだと思ったんでしょ? 失礼しました。でも、18禁指定のブログってあるんですか? いや開設者様のご意向でそういう設定にすることは可能でしょうけど@ニフティからメイルが来てあなた様のブログの内容は当社基準では全年齢向けには該当しないようなので云々ってコースの変更を打診されたり……控えめにします。
   でもおかあさんは男と男のからみよりは男と女のからみの方が好きなんだぁ~~~!!
   2コと3コでは3の方がヴァリエーションがありそうではないですか。って、なんの数だよいったい。
   

投稿: まいね | 2006年5月 2日 (火) 11時51分

こんにちは。こういう話題の時に出て来る私って…
いや、読んでいてつい行ってみたくなったので。良かったら、検索キーワードだけでも、お願いします。最近はほとんど、女性向き=BLの意味になっちゃってますんで、女性向け男女エロというだけで、何故か新鮮な驚きです。それはともかく。

先日のまいねさんのレビューを見て「へうげもの」を買ってしまいました。おもしろい。本能寺の続きが読みたいです。

投稿: 波多利郎 | 2006年5月 2日 (火) 12時35分

   ……いらっしゃいませ波多利郎さん。どういうきっかけでもコメントを頂戴すれば嬉しいことに代わりはございません。最後の理性でリンクは張らなかったんですが、ええとね、「呉の朱」でぐぐってみてください。ふだんは「耽美はいい、エロはまだか~!」というような美しい恋愛小説ばかりですのよ(このおばはんはいったいいつもナニを求めて小説を読んでいるのだろう)。
   へうげはあのあと全然話が進んでませんから、単行本は秋でしょうねえ。我慢して待ってください。それだけのことはあります。

投稿: まいね | 2006年5月 2日 (火) 22時20分

ちょっと性的な内容の話題を振ったらテキメンにエロサイトのトラバがかかってしまいました。やっぱ女性は油断なく身を慎まないといけませんね。もう一個女性向けで男女の大胆な性交渉を描いてるサイトを紹介しようと思ったんだけどナイショにしときます。いやぁ、あそこも凄いんだけどね。ちゃんと16歳以上の普通の女の子がめくるめくえすとえむの世界に入り込んでいく話ばっかり。相手は凄腕スナイパーだったり、南朝の血を引く日本の影の帝王だったり、天才心臓外科医実は吸血鬼だったり。喜んで更新を楽しみにしているわたしです。

投稿: まいね | 2006年5月 3日 (水) 21時17分

調教よりは、シチュエーションが女性向けドリームなんでしょうか。最後の最後で(嘘をついてまで)私をさらってくれる~♪

投稿: とむ影 | 2006年5月 6日 (土) 16時52分

あ、とむ影さんど~も。あ、そ~か、そ~なのね。
その昔、同人の有名ブランド「えみくり」とかいうやつをルームメイトに見せてもらったとき、その金銭的には何不自由ない境遇ながら出生の秘密やらなにやらを抱えた不安定な少年たちがパートナーちゅうか自分の居場所を見つけて安らぐ筋立てに「やっぱ純愛もお金があってこそよね」と的はずれな感想を述べてどん引きされたおかあさんは、「ぬわ~にが『将来は内閣府でお世話に』だ。食うに困ってないと子供でも簡単にプロポーズできておよろしいことじゃわい」とハッピーエンドはともかくちょっぴりムッとしましたです。

投稿: まいね | 2006年5月 8日 (月) 17時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138427/9843491

この記事へのトラックバック一覧です: 18歳未満のお客様はご遠慮ください:

« ラッパ飲みはもう解禁? | トップページ | 「功名が辻」17 ひとときの幸せ »