« じゃぱ~~~ん!! | トップページ | 舞妓さん風邪は疫病どすえ »

2006年5月12日 (金)

漆器の行く末

   お椀が壊れたことから山中塗の会社に連絡を取ってみて、急に漆器について思いをいたしておりますおかあさんです。DCブランド漆器って、今はもうないのかしら?(ちょっとぐぐってみたけど昔懐かしい蝶の模様とかのお椀セットはないですね)あれはバブルのあだ花だったでしょうか。わたしはお勤め時代、OLの友千趣会のカタログでイロイロ見たような気がするんだけどなぁ。漆器といえども今風(当時)のデザインで、よいモノを使っていこうという感覚は好ましかったですけど。自分では揃えられず、贈ってくれるかたも(わたしには)いなかったので持たないまま今に至ってます。 唯一例外がそのハナエモリの5客揃いと。
   結局漆器離れはいかんともしがたく(結局そのわたしすら結婚に当たって漆器を揃えたりはしなかったぐらいだし)、漆器業界も攻める方向を変えたようですな。今は、漆器だって黒と赤以外もできますよと言わんばかりのモダンていうかもうそれはラッカーワーク、日本の工芸とは言えない所までススンデル商品に行っちゃってて、わたしのような凡人がうちで普段使いにするようなもんじゃなくなってますね。スゴイナァと思ったのが「パソコンに漆芸をしてしまう」というもの。ラップトップ、IbookだのVAIOだのの表面に漆芸を施してあるんですよ奥様! もう、天井が映り込むほど磨き込んだ漆に月だの秋草だのが蒔絵で描き出してあって。いくらかかってるんだろう。こんなの盗まれたらおじいちゃんその場で脳の血管切れますよ。うちの旦那様は容量がとか速度がとかいってすぐさまパソは買い換えたり中をいじったりなさいますけど、この蒔絵パソコンの依頼主はこのパソと一生を共にするおつもりなのかしら? 2台目、3台目も当然オリジナル蒔絵パソに買い換えられる財力の持ち主? こりゃまた失礼しました。可愛いところでは、携帯にも漆芸を以下同文。これだけ金かけたら機種変更なんかそうそうできませんね。ま、誰も持ってないというのは確かだが。ちょっと心が揺れました。でも、トラやうさぎに比べたら猫は日本の工芸の意匠としてはあんまり普通じゃないので(招き猫はポップに過ぎる)。なんの模様なら検討しようかなあ?
   あと、ちょっといいなと思ったのは、子供のお誕生などにあわせたプレゼント。飯茶碗、汁椀にお箸、木の匙などのセットは使えるんじゃないかしら。自分が困ったから思いますね。お友達が出産した頃、丁度例の環境ホルモンさわぎの時で、合成樹脂のお食い初めとか離乳食セットが一斉に赤ちゃん売り場から姿を消してました。安心できるモノ、本物を子供に持たせたいというひとにはアピールするでしょう。
   変わったところでは、給食用食器の方にも手を広げてました。材料と言い、塗料と言い、もうそれは木を削って漆を塗ったモノではなくなってましたけど、塗りや加工のノウハウが使えるのかしら? この辺ちょっと謎です。例のDCブランド漆器が「直せない」ってのも、やっぱりこれプラスチックなのかしらと思ってたり。ま、斜陽産業、がんばって生き残って欲しいです。

|

« じゃぱ~~~ん!! | トップページ | 舞妓さん風邪は疫病どすえ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138427/10037114

この記事へのトラックバック一覧です: 漆器の行く末:

« じゃぱ~~~ん!! | トップページ | 舞妓さん風邪は疫病どすえ »