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2006年5月18日 (木)

小京都人のマインド

   全国には小京都がン十も存在するようですが。金沢もそう言われますね。でも、金沢人は内心ではあんまり嬉しく思ってないです。とくに「金沢のひとも京都のひとに似てますか」なんて言われると、「あれほどそこ意地悪くないですよ」なんて。オイオイ。金沢は道は曲がりくねってるし、あんまり京都っぽくないですよ。ま、夏は暑いにしても、冬はそこまで冷え込まないです。
   さて、その金沢人は口がおごっておりまして、美味しくないパン屋、ケーキ屋はもう即刻潰れます。おつかいモノにしても、変なものをさし上げると露骨に株を下げます。東京、京阪神でちょっと人気の菓子店はすぐにデパ地下に入るし。それが、この前わたくしやってしまいました。
   生協も営業に必死で、夏冬のご贈答シーズンには吟味したギフトのカタログをつけて売り込んできます。でも、そういう無農薬のリンゴとか、クッキー詰め合わせとか、地味じゃん。うちは、送る先も少ないし、送る物もほぼリクエストで固定してるので、オネガイされてもそうそう買えないんですよ。で、唯一まだ自由のきく実家枠で、この前は「烏骨鶏カステラ」を頼みました。うちはカステラ好きだしね。そしたら実家に帰ると「あれは解っててやったのか?」ってニヤニヤ。烏骨鶏は、金沢名物だったのです。しらねーよ。最近出てきた「名物」だし。去年の夏は、悩んだ揚げ句、和菓子セットにしました。聞いたことないメーカーで、お菓子じたいも海の物とも山の物ともつかなかったですが、とりあえず生協のものなら人工甘味料やらで舌がしびれることもなかろうと。セットの中に「鮎」のような物があったのも決め手でした。鮎の形をした細長いどら焼きのようなお菓子は、父の好物なのです。あの「長幼の序」の前には金縛りになるような父が、「鮎」を巡っては兄弟げんかをしたと言いますから(一度偶然土産にしたらとても喜ばれて、とっても意外だったので覚えてる)。
   それがね、すぐさまお電話で叱責されましたのよ。「あれはなんだ」って。真剣に美味しくなかったそうです。いや、そんな、申し訳ない。自分で試しもしない物をお送りして。「お付き合いがあるのかも知れないけど、そんな物を送るくらいだったらうちにはいらないから」って。ああ、おかあさんゴメンナサイ。
   さらに、お正月実家に顔を出すと、お茶菓子になにかへたったような和菓子が出されまして、賞味期限には無頓着な我が家のことですから気にせず食べまして、率直に感想を。「ナンヤコレ。しゃんぱらも、うもねー(訳:箸にも棒にもかからないぐらい美味しくないです)」たぶん、柏餅の皮部分をもう少し透明感あるようにして青エンドウをいれたであろうところの皮が、固くてあじわいがなくてゴムみたい。
   「そうやろ、これがあんたの送ってきたお菓子」
   
   お か あ さ ん !   も う 半 年 経 過 し て ま す け ど !

   「だから冷凍しといたんやて」嗚呼。うちの母はなんでもフリージングを試みる実験的カリスマ主婦見習いであります。おまんじゅうなんかはうまくいったらしいですが。
   「よく解りました。ごめんなさい、もうしません」
   ところが、それから皆で松井秀喜ベースボールミュージアムにドライヴしましたら、わたくしのお腹がきりきりと痛んで参りましたので。ちょうど松井の館のきれいなトイレをお借りできて最悪の事態は避けられましたけれど。冷凍庫の過信はやめましょう。

   金沢人の心根が優しいかどうかについてはわたくし、意見を保留したいところです(こういうところに事件を晒してるわたし自体が金沢人に含まれるでしょうし)。

   それで、昨日、町へお買い物におりたときに仙台の有名菓子舗、山手線のホームにも看板の出ている「白松がモナカ」が、「若鮎」といって鮎型どらやきを出しているじゃありませんか。ふらふらと入り込み、5コ入りセットを注文の後、はたと思い至って
   「ごめん、すっごく口のおごったじじいで、しかも根性悪くって、口に合わない物をさし上げると次にいったときに冷凍しといてソレを出すんだ。で、念のため試食させて。はい、一本分138円」と、小銭を出しましたです。白松がモナカのおねえさんたちは、苦笑いしながら一本渡してくれました。
   「お客さんから見えないところで食べるね」と、包装待ちのスツールにかけて一口がぶりっと。しっとりしたドラ皮といい、中のぎゅうひといい、これは大丈夫。
   「オッケー。じゃ、小豆入り3,ぎゅうひ2で行ってください」と、さらにお買い物をしたお客さんには必ず出るうめ昆布茶で喉を潤しました。ホント、サーヴィスいいのよここ。
   「ごめんね~どうもありがとう、美味しかった」と勇んで箱を持っておうちに帰り、実家に送る品とともに荷造り致しまして出しましたです。さて、どういう電話がかかってくるかな?

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コメント

昨夜入電。美味しかったそうです。恥かいた甲斐がありましたわ。

投稿: まいね | 2006年5月19日 (金) 00時20分

そう、口のおごった金沢人に差し上げるものって、ほんと、困るよね。以前、旦那の実家に、かぼちゃの姿煮の中にプリンを入れて蒸したものを送ったのですが、かぼちゃなんて珍しくもない、と全然うけませんでした。今回はおいしくてよかったね。

投稿: きりん | 2006年5月20日 (土) 20時40分

かぼちゃの中にプリン? それはうわさのシンデレラのプリン!? ううむ、それは、切ってみないとありがたみがわからないかも。あと、近年かぼちゃはイメージが爆発的に向上してますけど(ハロウィンとかさ)、あんまり縁のない方には昔ながらの泥臭いイメージしかないしね。それは残念。いや、そういうのは受け取るがわの精神年齢とかノリとかが関係してくるし。ご主人のうちって女の子たしかいなかったよね? パンプキン♪ってノリがうちになかかったんでしょう。返す返すも惜しいな。うちならバカ受けだったのに。そう思うとやっぱりプレゼントには相性があるのね。

投稿: まいね | 2006年5月20日 (土) 22時34分

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