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2006年4月 2日 (日)

「功名が辻」13 哀しき黄金ドクロ

   大河ドラマで主役じゃないけどいい役って言ったら、戦国モノでは浅井長政。史実でもふっくら系美男子だったそうだし、お市様と政略結婚ながら仲睦まじかったらしいし、手切れによる夫婦の破局、その後の遺児の行く末も劇的で、脇役としては超A級です。
   ことしはそれが榎本孝明さんだから、もう、狙ってるのか、大河ならでは。今年はキャスティングにお金かかってます感アリアリなだけにもう感謝感激雨あられ。それで、今回がその「小谷落城」。わたしも一緒に死にますというお市様を浅井・織田双方で説得して脱出させる。姫様たちはいいとして、嫡男万福丸も赦すか? その辺の駆け引き。お市様に岡惚れの秀吉はもう必死。笑って別れを告げ、城と共に滅びる長政の凛々しいこと、滅びの美。約を違えて万福丸は磔。もうこの辺定石をぴしりぴしりと決めてきます。その間に、打ち掛けオーダーとか、信長のシスコンとか、このドラマオリジナルもうまく混ぜ込んで。よいです。引き込まれます。シリアスパートはもう素晴らしかった。
   いやそれで、今回開始22分にしてはじめて当ドラマヒロインが登場ってのも凄いんだけど。今度も旦那様無事帰ってきてよかったわ~とお千代さんが嬉しそうにしてますと、隠し事のできない一豊くん、またしても万福丸を手にかけたことを吐いてしまうのでした。泣きながら、功名ってなんだっけと途方に暮れる一豊くん。それを、よく言ってくれたと受け止めるようになったお千代、確かに、成長してます。
   お市様を慰めるため、信長様直々にお千代さんに打ち掛けを持ってこいと迎えに来ます。でも、お館様との接触はそれきり。一豊くんとお館様との距離感が出ててこの部分の処理は好きです。お市様はそれで万福丸の行方をお千代さんに尋ねるんだ。口を割ってしまうお千代さん。乱世だから。恨みの連鎖は断ち切らねばと涙を堪えるお市様のうるわしいこと。あんまり現代感覚で戦はイヤだとも言わず、でも小谷でやさしい家庭を築いていたであろうということでなさぬ仲とはいえ子どもを大切に思う心はちゃんと出せていて、ここのところも問題ないと思いましたよ。
   そして、極めつけ、ゴールデンドクロカップ事件(おかあさん、そこまで言うならスカルカップにしましょう)。信長は、にっくき浅井親子と朝倉義景のドクロを金塗りの杯にしちゃって新年の祝いの席で披露、居並ぶ家臣にそれで酒を強いるんですよ。うわ、悪趣味。迎合してケダモノ呼ばわりされる秀吉、さすがに手の止まる光秀。もう、この人はついて行けなくなってます。濃姫も同様。お市様はもののふのやるこっちゃない! と怒って退席。しかし、のちほど信長はひとり大笑しながら、長政、お前が好きだったと独白するのでしたと。ひじょうに解りやすいですね。こわいけど哀しい。
   とりあえず出世はしたことだし(はじめて給料ではなく領地をもらった!)、気分一新のため、長浜を領地としてもらった秀吉にくっついて今浜に住んでみたいとおねだりしちゃうお千代さん。これから出世にアクセルがかかっていきますよ。乞うご期待。   

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