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2006年3月17日 (金)

「フロント」水の文化情報誌

   ちょっとしたきっかけで入手しました。ギョーカイ誌だそうで、厚さは5ミリほどなのに1300円もしました(市販だと税抜き1429円!)。どうりで広告ページがなんもない。あっても日立、東芝、NEC。広告のスタイルまで固~い。
   えとね、特集が「災害と水 ライフラインの意外な落とし穴」で、結構興味深かったです。
   阪神大震災だと、必要だった水は1に消火用水、2に医療用水、3が飲料水、4が生活用水。飲み水ばっかり、一日2リットル準備して、とか言われてますけど、その他がもっと沢山いるということがとりあえず解ってびっくり。
   消火用水は、記憶に新しい長田地区の大火、冬なので水を張ったプールがあまり無かったとか、川も流量の少ない時期だったとか、貯水タンクが割れちゃってお水がなくなった後だったとか、パイプが割れちゃっててお水を取り出せなかったとか、もう、胸が痛くなるような原因分析がされております。せっかく消防車が駆けつけても、お水を取れない、タンクに背負ってきた(抱いてきた?)お水を使い切ったら座視するだけ。ああ、その時の消防隊員さんの気持ちを考えるとおかあさんドライアイも治っちゃう。またその消防車が、ガス欠で動かない。観光バスやトラックから(会社にお断りして)抜いて給油したとかいう話も載ってまして、もう、涙そそられまくり。結局消防艇が出て、海水を吸い上げて1.2キロもホースを繋いでお水をかけたとか。……海水なんかかけてその後大丈夫だったのかしら?
   医療用のお水って、あの、人工透析。1人に付き200リットル必要とか。そういえば、市外に搬送されたって話、当時よく聞きましたっけ。あと、医療機器の洗浄、意外なところで自家発電装置やらレントゲンの現像装置の冷却水がなくなって往生したとか。病院にはお水が沢山いるとその時になって認識したってのはちょっと大丈夫? って思ってしまいます。
   飲料水は意外とすぐさま対応されていたらしく。すぐ生協やダイエーが店を開けて、震災便乗値上げなしでペットボトル入りの飲料を売ってくれたとか、さらに飲料水メーカーからの提供があったって、あそこでしょうな、「六甲のおいしい水」。地元だし。ここで「商売」っ気を下手に出すと、恨みが100年ぐらい残りそう。「あこは震災の時商売してんで」って。わたしなら語り継ぎますね。ただ、情報が行き渡らなかったから「足りない」「来ない」という苦情はないわけではなかったと。
   生活用水は、主にトイレの水。大変だったという話はよく耳にしました。わたしも高度成長期の、一応都市部のうまれなもので「川の水で洗濯した」という話には驚きましたが、タイミングよく「鮎が帰ってくる川にしよう」運動が奏功してきた川があって、そこは簡易水道レヴェルだったのでお洗濯なんかに使えたというお話。魚がさかのぼれるように魚道とかを整備したら、そこに多少なりともお水が溜まってて消防用水として使えたという余談も紹介されてました。ホント、なにが役に立つか解らないという話
   その他、川にまつわるエッセイやら、連載記事も面白く、高かったけどそれなりの値はありました。

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