« 「ゴーストハント」9出ました | トップページ | 祝 秋篠宮妃ご懐妊 »

2006年2月 7日 (火)

「雪の女王」女王様はショタ?

   えーと、NHKアニメ「雪の女王」が来週最終回だそうで。
   いったいあの話は何を意図していたのでありましょうか? 原作の「雪の女王」はアンデルセン童話で、わたしは小学館の児童文学全集かなんかでごく幼児向けの(あの全集はアレンジがムチャクチャだったけど)ダイジェストを読んだきりなので最初、本当の話はこうなのねとボンヤリ見ておりましたが。
   なんか、アンデルセンの別作品が、旅をするゲルダの出会った人々ってカンジで挿入されてるんですね、アレンジされて。「赤い靴」はオヤジさんの命がけの説教でカレンの靴は脱げて地道な暮らしに戻るし、「人魚姫」はなんだか曖昧な結末だし。これは、「雪の女王」の枠を借りてアンデルセン童話ダイジェストアワーをやりたいのかと(昔、「アンデルセン物語」ってあったよね)思っていると、ちゃんと山賊の娘と友達になって、馬車をもらって、氷の城へ行くという。
   女王様はなんでカイをさらったんでしょう。途中からカイにパズルを解くことを命じ、うまくできると褒めてやったりと意外と親切、「王子」と呼ばせたり、きれいな服を着せて雪遊びをさせてやったりとなかなか好待遇なんですね。先週の作中解説では、「愚か者」と呼ばれる魔王を閉じこめるための結界であった様子。これが年を経て壊れ、魔王が再びこの世に現れ来たったのを再封印する戦いが、北極圏では密かに行われていたようです。直接戦闘は凛々しく甲冑に身を固めた女王様がひとりで行っておるようですが、最後に魔王の再封印にそのパズルが必要だったというわけ。何故それがカイでなければならないのかはまだ語られていません。偶然姿を見てしまって魅入られたのでありましょうか。女王様はショタ(いい年をした女性の少年愛好趣味)なのか。
   前番組「ポアロとマープル」では、綿密な考証を萌えな絵に落とし込み、輸出しても「ああ、ジャパニメーション」と思われるであろう絵柄であったのですが、「雪の女王」は、出崎(ホントは大の部分が立)さんが監督で。あの、「エースをねらえ」とか、「あしたのジョー」とかの。「ベルばら」もですか? 陰影の濃い、目がキラキラした劇画的な絵で。それはそれで美しいんだけど。なんか、美しすぎて子供にはくどいのではと。特殊効果などもふんだんに使われて、雪と氷の世界が……目が疲れる。「無駄に美しい」といってはなんども旦那様に叱られてました、去年。
   ゲルダの旅の友、吟遊詩人のラギもまた、雪の女王に縁を持ち(戦争中、雪の中に部下とともに取り残され、遭遇した女王に助けを求めるが、部下の命を優先する心根を愛した(?)女王により自分だけが命を助けられてしまうという)トラウマを抱えた男であります。これは、女の子一人で北欧を旅するなんてあり得ないという野暮な突っ込みに対処する要員ですかね。彼がリュートを奏で、歌を歌い、路銀の足しにしていたという設定の模様。それはそれでいいか。しかし、大人の哀愁と優しさを持ったラギと一緒に旅してたら、もうカイなんかほっといて彼とくっついてしまえばいいのにという暴論さえ頭をもたげてきます。彼がカイの代わりに女王の許にとどまり晴れてカイはおうちに帰れるという結末に持ってゆくのか。要するに雪の女王は寂しかったのか? 訳解らん。いったい制作者は何を描きたかったのでありましょう? 嗚呼、念のためデザキ監督について検索したら、「原作の大胆な解釈・再構成で有名」だそうで。そうかい。

|

« 「ゴーストハント」9出ました | トップページ | 祝 秋篠宮妃ご懐妊 »

コメント

その監督は、宝島とか、白鯨とか、冒険者達ーガンバと15匹の仲間ーをアニメ化した人ではなかったかな?

さてカイが宮殿にいる間雪の女王は何をしていたんだろう、というのは、高校生ぐらいの時に友人と話題になったことがあります。ただ見つめていたのよ、と友人は言い、私にはそんなものなのかなあ、と、その気持ちがよくわからなかったのです。今にして思えば、私にはショタの気はないので、ただ見つめてうっとりする気持がわからなかったのかもしれません……
SFの「雪の女王」読んだことあります?この女王はショタじゃなくて、いや、ショタ入ってるのかもしれないけれど、うっとり見つめて満足するようなショタじゃなくて、
……(;_; )( ;_;)ヤンヤン何言ってるんだか……
年下の男の子好きすべてがショタコンではくくれない、と言いたいわけ。まっとうな正しい男の子を壊さずに愛するのは、母性愛に近いところにあるでしょう。ショタコンはそんなような気がするのね。壊しちゃう、壊さなくても、変えちゃう、のはショタコンではないような気がする……違うのかしら。
話を戻しますが、SFの「雪の女王」(ジョーン・D・ヴィンジ作)これはカイのこともゲルダのことも女王のこともよくわかりました。地球を遠く離れた辺境に、女王が治めている惑星があります。地球には高い文明があり、星間の交易も盛んです。しかしこの惑星は、なかば未開の地であり、一握りの支配階級が星間文明の恩恵に浴するのみです。何百年かの周期で楕円軌道を描いているんだったかしら、星間文明と交易ができる「冬」と、外界と隔絶してしまう「夏」とがあるのです。その冬の時期に庶民として生まれた幼なじみの少女と少年(ゲルダとカイですね)。その星を治めている女王。少年は女王に連れ去られ、少女は少年を取り戻すためにその星を離れて遠い旅に出て、そして……
そういえば雪の女王にしても人魚姫にしても、女の子が行動する話ですね。昔の子供向けの話って男の子メインの印象を持っていたけれど、意外にそうでもないのかしら?

投稿: とむ影 | 2006年2月15日 (水) 14時49分

残念なことに最終回は腰を落ちつけてみられなかったので良くわかんなかったです。ラギは結局雪の女王のもとを去ったわけでしょ?
「男たるもの女性に恥をかかせてはいかんではないか」って、ちゃんとみてないのに横から変なことを言うおかあさんもいけません。
二人はちゃんとおうちへ帰れて結婚もして、ハッピーエンドであったわけですが。あのカールとか言うオヤジさんの全開の笑顔初めて見たような気がしました。驚いたわ。
雪の女王が実は人間世界のことを考えている存在ってこと自体がオドロキでした。悪意や気まぐれでカイをさらったんだと思ってましたね。そうでなくても人間とは関わりになりたくないと思ってると認識してました。
このアニメが始まった頃カーニャに買ってやったかなり原作に近い訳が出てきたので読んでみます。
そのSFも面白そうですな。

投稿: まいね | 2006年2月15日 (水) 21時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138427/8547517

この記事へのトラックバック一覧です: 「雪の女王」女王様はショタ?:

» 雪の女王 #35 [日々の記録]
雪の女王に助けられたラギ。そしてゲルダとの涙の再会が待っていました。 ゲルダのラ [続きを読む]

受信: 2006年2月 7日 (火) 21時22分

» 少年愛 [心理学を考えよう]
少年愛少年愛(しょうねんあい,英語:''Pederasty'',独語:''Knabenliebe'',希:''Paiderastia'')とは、成人男性と思春期前後の少年のあいだの恋愛関係、性的関係である。プラトニックなものもあるが、一般に性的交渉が前提となっている。文化的背景において規定された、男...... [続きを読む]

受信: 2006年3月18日 (土) 00時11分

« 「ゴーストハント」9出ました | トップページ | 祝 秋篠宮妃ご懐妊 »