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2006年2月17日 (金)

守護聖人 -今日は誰の日?-

   キリスト教が厳格な一神教かってぇと、ところがぎっちょん、人間そうそう割り切った思考はできないもんで、神様以外にも守護神があっちにもこっちにも。有名なところで聖母マリア。最初はただのキリストのおっかさんなんで、スルーされてたらしいですが、やっぱ、人間、母性ってのは慕わしいですから、どんどん神格化されて、あれよあれよと「聖母」、ノートルダームですよ。
   有名なところで、この前ご活躍の聖ヴァレンティヌス。噂によると、結婚しちゃいかんと言われていたローマ時代の兵士を禁令に背いて結婚させてやった咎で死刑。宗教上の行いを咎められての死刑がこれ殉教ね、やったひとはキリスト教世界ではエライ。恋人たちの守護聖人ということになりました。「守護神」と言わないところがいやらしい。いや、首尾一貫にしてます。
   そのもうちょっと前にご活躍の聖ニコラウス、オランダ語が米語に訛ってサンタクロースだそうで。クリスマスプレゼントの「神様」でしょお、多神教の感覚で言うと。もうコレは広く年末の善意の象徴、子供には幸せでいて欲しいと願う心のエッセンスとして宗教を超えて一般化してもらっていいと愚考しますんですが。
   その他、聖ルカは病院の名前にもありますが、医者の守護聖人、聖カタリナなんか図書館の守護聖人、聖チェチリアは音楽の守護聖人、もう、各業種にいますとも。この前買った本によると365日毎日守護聖人がいて、しかも多くの日には複数守護聖人がいるとのこと。ちなみに2月17日だと聖アレクシス、12世紀の修道士、マイナーだ。説明文読んでも何のことかわかんない。18日だと、ルルドの奇跡で有名な聖女ベルナデッタ。聖母マリアのお告げで万病に効く泉を発見した人ですな。
   女性の守護聖人ってのは、だいたいキリスト教捨てろと言われたのに断って死刑になったひとが多いですな。この、聖カタリナ(アレクサンドリアの方)とかも。この人は車輪にくくりつけられてゴロゴロやられて死んだらしいので、カタリナというと車輪というのが彼らの世界では大仏が片手あげてると同じレヴェルで常識らしいです。振った相手の逆恨みでキリスト教徒と密告されて拷問死って、ホントはキリスト教徒じゃなかったのではというひとも初期殉教者にはいるみたいですが、とばっちりで死んだひとまで利用する図々しさ、と見てはいけません。ここでキリスト教に知らんぷりされたらホント犬死にだし。守護聖人、なかなか奥の深い世界です。

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