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2006年1月 7日 (土)

「カルバニア物語10」女公爵誕生!?

   カルバニアもとうとう10巻です。突然今までの思春期前少年のような生活を改めようとした(要するに、幼なじみのタニア女王がいうように、「発情期になった」)エキュー、それが、はじめてのえっちは酒場で暴れるよりコワかったんです。おばけ嫌いだったり、ときどきこういう可愛らしいところがあるから好きよ。10年越し? のプロポーズをしてくれていた恋人ライアンをけっ飛ばして脱走したエキューは親友(女王陛下!) のベッドルームに潜入。それからは大八つ当たり大会……。可愛いよ、可愛いよエキュー……。そして、夜の帰り道にお医者の往診に行き会ったエキューは、父、カイル・タンタロットの恋人が妊娠していることを知ってしまいます。
   公爵令嬢として女公爵を目指すエキュー。ここへきて跡継ぎ誕生なら同じ公爵であるライアンとの結婚はゴーサイン。しかし、跡を継ぐ意志アリアリのエキューはパパが死んだ母親に操を立ててたんじゃないのも、ここへ来て公爵位をめぐって騒ぎ出す親戚の親爺どもが男至上主義なのも、パパが「エキューに継がせる」の一言で事態を収拾しないのもみんなショック。エキューは、タンタロット公爵家はどうなってしまうの? という10巻でした。やっぱ面白かった。
   女の子が政治に、経済に興味持ってもいいじゃないっていう思想に、身も蓋もないおんなのこの体ギャグと細かいどんでん返しが絡む話の持って行き方が本当に小気味よい。やっぱわたし、次のNHKBSアニメにはこれを推しますわ。女の子たちがじぶんを絡め取ろうとする因習とかを解きほぐして自由になってゆくのも気持ちいいですが、その周囲には、よくものを考えて、公正であろうとする大人の男性がちゃんといるのです。ちょっと頭堅くって、意地っ張りだったりもするけどさ。そこんところがね。みんなのまわりにもそういう人達がいるといいなぁ。

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コメント

   しかし、ファンタジーの国カルバニアの政治はなってない。若い女王タニアを即位させたからリベラルかというと、元々はそうでもないようで。タニアの母プラティナに対するお妃教育も失敗してるし(したのか、それ以前に)もともとお妃なんて若い美人あてがっとけばいいという男尊女卑がふつうに常識だったようで。
   元々の利発さに加えてつらい幼少期を経て母后を反面教師として人間的に成長したタニアだから女王として認められたというわけで、女性側の努力とじじいどもの歩み寄りとで世の中は変わってゆくのでありますな。まだまだこの国は変わってゆくのでしょう。
   しかし、王様やってくのって大変なんだなぁ。

投稿: まいね | 2006年1月10日 (火) 11時17分

エキューが怖がったのが、sex→妊娠→産褥期の死亡というのが、あ~これって、女性なら意識するしないにかかわらずけっこう根源的に抱えているものかもしれないなあ、って思いましたよ。「はじめて」だから怖い、じゃないってことに、男性は気づいているのかな?

投稿: とむ影 | 2006年1月11日 (水) 15時08分

   気ぃついてないですかね。ライアンは、その昔、隠し子騒動があって女性不信だったのがあるからわかってあげられそうですが。
   気ぃついてなさそうなのが、なんてったっけ、あの、男爵家の次男坊の女たらしバカ。そういう男と女のデリカシーはどうやって育んでゆくのでしょう。
   とりあえず「もっと前に旦那様に出会っていれば」と口を滑らしたら「そうなるとランシとセイシの出会うタイミングが違ってぼくが生まれなくなるからダメ」とパニくったニャンゴは微妙。

投稿: まいね | 2006年1月11日 (水) 21時30分

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