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2006年1月28日 (土)

「功名が辻」六平太に注目っ!

   細かい話ですが。
   「功名が辻」の脇役六平太は、(TV版では)千代の幼なじみで下級武士の子、戦乱の中で千代とはぐれ、甲賀忍者に命を救われて後は、ニンジャ(カタカナなのはまがい物認定してるからよン)として育てられて千代に再会するのです。
   へえ~。
   戦乱の世ですから。生きてゆくにはイロイロあったでしょう。
   武将に使えて命を張って、武功を立てて出世して、というある意味当時主流の生き方へ異を唱えていく登場人物だそうで。
   忍者として、敵・味方どちらにも付く、腕力ではなく情報を武器にして生きていく、そういう一豊さまとは別の価値観を持つ存在として光を当ててゆく方針のようです。
   ま、価値観の多様化と申しましょうか。研究するこっち(現代人)の方も心がほぐれてきて、あの時代の人間をひといろで見なくなってきた現れでしょうか。「影武者徳川家康」とをはじめ、隆慶一郎作品でよく出てくる「道々のもの」という概念。土地に縛られないで、芸能、鉱業その他今まで見過ごしにされてきた各種産業に従事して生きるひとびとの存在が浮かび上がってきたのと似た感覚ですね。面白い。
   ま、そういうわけで、六平太という登場人物は、これから注目、ですよ。
   先週、第3回では旅の僧に化けて竹中半兵衛どのの所にお使いをしてますが。
   これが、ご飯を振る舞われながら縁側で世間話、を装ってる最中、あら、香川クンったら握り箸でお行儀悪っ、と思ってると、これが演出なんです。ニンジャだから。半兵衛どのに正体が割れて、今、斬りかかられてもすぐその箸で受けることができる。そういうもののふのたしなみなんだそうで(別のドラマに出ていたときは普通の箸使いだったことからの考察らしい)。深いです。
   脚本上重要な意味合いを持った役を、演じる側も細心の注意で演っております。どうぞご覧あれ。

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