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2005年11月12日 (土)

「おおきく振りかぶって」4 よいこの日常

   うわ、寝ちゃったよ。4巻はねー「試合なくてつまんなかった」ニャンゴ談。でも、レンレン(三橋くん)のお誕生会が面白かったかな。西浦ーぜ(これはシロガネーゼの「ぜ」? チームニシウラという意味の「西浦勢」?)はみんないいこです。最近はフォロー関係が行き届いて、口ごもるレンレンの代弁者、野生児田島の手綱を引くやつ、イロイロ見られてウレシイです。しかし、レンレンと田島と同じクラスって、大変だろーなー、泉くん。でも、いいカンジにさばけたコなので負担感が見えず、ホントに胸があったかになります。親分気質の花井キャプテンも。こんなにいいコだったとは。試合のない日の描写が全くないスポ根ものとちがってこういう日常描写が楽しいです。
   いいコぞろいのナイン(プラス補欠)に比べ、どんどん黒さを増す阿部くんであります。いや、底には熱き野球への情熱と得難い名投手レンレンへの執着があるんですけど。三橋邸の庭に作られたコントロール練習用の的をチームのみんなに見せてレンレンへの信仰を強制したりたり。
   「田島、マネできるか」と、阿部くんは計略をもって田島くんを指名します。天才児田島も感服すると言わせたいために。それに本能で答える田島くん。
   「努力のタマモノだろ。真似はできないよ」珍しく真面目な顔で。そして、
   「行こうな、甲子園」と三橋くんを同等のチームメイトとして声を掛けるのです。
   これがこのチームの魅力なんだなぁ。冷や汗ものの深謀遠慮な頭脳プレーと天才の技術そして天然で善良なハートの絶妙なコンビネーションです。田島の天然、栄口の善良さ、泉の小僧っぷりが失われることがないことをわたくしは切に祈るものであります。阿部くんの黒さは何とかして欲しいにせよ。
   今回、抽選会でトラウマ源の榛名さんにレンレンを見下されたと知って彼の悪い試合結果を決めつけたり(呪いと表現されてるサイトもあったなぁ)。相手チームの情報を全然覚えようとせず、ペラ1枚のリストさえ見ているうちに居眠りを始めるレンレンに切れてベンチを蹴飛ばし「はーいおきてくださーい」と額から眼のキワまでタテ線びっしりの青ざめ怒り顔で言っちゃう。黒い。黒すぎます。思いっきり引いてしまった。あーあ、でもそういう顔が魅力的なんだからこの人は困った。細かいところでは、栄口くんの受験の時の下痢話をチームのみんなに話しちゃったり(同じ中学出身。受験の頃から付き合いあったのか)、悪いクジを引かないように緊張する花井くんに「くじ運悪いだろ」とプレッシャー掛けたり。うん、阿部はひどいヤツ。現実の野球関係者には人気だそうです。こういう、自分から動けるクレヴァーな捕手。
   関係ないけどモモカンはどうしてこう魅力的なんだろう。あれだけ長い髪がくるんくるんとアタマの上にまとまってしまう不思議。量がそんなにないのかな? 三つ編みにしてもその細さに驚いちゃう。髪ばっかじゃないです。素晴らしい目標設定力と達成能力。少年たちに反駁を許さない話のうまさ。要所で見せる輝く笑顔と飴と鞭。阿部くんがトラならこの人はライオネス。眼の力といい。たてがみあるしね(メスにはないです)。

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2005年11月11日 (金)

「蒼天航路」有終の美

    とうとう終わってしまいました。「蒼天航路」、連載第一回からモーニング誌上で読んでて、途中、官渡大戦あたりで訳分かんなくなって離れて、史上もっとも淫乱な諸葛孔明を面白がり赤壁もなんだこりゃと楽しみ、遼来々で真剣に単行本を集め始めて(遅い!)、それでもまだ充分物語を味わうことができました。
   関さん(関羽)が死ぬまでが長くって、死んだら一気でした。去年の今頃、「年内終了」との予告が出てファンはカウントダウンしていたようですが(原作つきというか、歴史ものは詳しいひとは大筋を知ってるからあの事件、このエピソードとペース配分を読める)、まるっきり裏切って、現在に至りました。どうも、作中の曹操というか、作者の関さんに対する思い入れが強過ぎて、なかなか殺せなかったらしく。関さんも偉大なひとです。

    で、10時開店のところを10時に行くとはずかしいので10時半に書店に行ったら、ないじゃありませんか、モーニング。いいもん、おかあさん目的は「おお振り」だから、と3巻を手にレジカウンターへ行って、何気なさそうに
    「モーニング、今日じゃないんですか? 出てませんけど」と言っちゃったら
    「入荷してます。もう出しましたが」なんて言われて。
    「あれ? 探し方まずかったかな?」とわざとらしく棚に目をやると、奥にいた店員さん小走りに見に行ってくれて。
    「……ありました、が、今」と、胸の前でモノを摘んで動かすジェスチュア。……立ち読みですか。おかあさんカウンターにがっくり手をついてしましました。
    「奪って来ぉい! こちとら自腹じゃ!!」とも言えず(いつも自分も読ませてもらってるんで)
    「時間置いてまた来ます」と言っておうちに帰りました。その足でコンヴィニ行ってもよかったんだけど、いつも立ち読みさせて貰ってるから。しょうがない、お互い様よ。
    夕方行って、ちゃんとゲットして参りましたよ。今週は「バガボンド」も載ってたしなぁ。

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2005年11月10日 (木)

「おおきく振りかぶって」3また大トラ出現

   3巻は重かったなぁ。阿部くんの過去話に、巻末読み切りがそのトラウマ源の榛名の側からのトラウマ話。オレ様登場と思ったら、彼もまた大トラの持ち主だったんだから。もう、誰を憎んだらいいのやら(憎まなくっていいです)。野球って、そんなに少年のココロを蝕んでるんですか? おかあさんニャンゴがそんなになったらどうしたらいいの?
   昨日、2巻の感想で拳でコミュニケーションを取れと言ったら(言ってない)、この巻では阿部くんが「イケメンの前カレ」出現におたおたしているヘタレな今カレのごとき三橋くんのこめかみを拳でぐりぐりしていて(おまけに「お前らホントうちとけたよなァ」と栄口くんが笑ってて)すっごくホッとしました。そうか、殴るのもある程度距離なくなってからじゃないとやばいよね、確かに。
   そして、すっげえ重い過去話をした後で(三橋くんや栄口くんに全部はしゃべんなかったかもしれないけど、その怒りも失意も読者はしっかり読まされた)、ピッチャーはやっぱ笑顔がいいね! と笑ってみせられる阿部くんに感動。ホントに彼は精神が鍛えられてます。そして、その彼をパートナーとして三橋くんは認識しつつある。3巻の見せ場はここでしょう。そこで
「今の話、オレからみんなにしてもいい?」ときく栄口くんナイス。みんな聞き耳立ててたんでしょうか、モモカンまで焦ってました。

   目立たねぇと思ってた知性派(?)巣山くんが、壊れました。まずいプロテインがトラウマって、彼も真剣に身体を作ろうと思ったことがあったんですね。でも、高1で175もあればいいんじゃないかなぁ。これで伸び収めってこともないだろうし。
   榛名を見に、将来のライヴァルがどんどん出てきてそいつら必ず3,4人ずつでしゃべるところへ過去話も絡むからこの巻はホント話を追うのが大変でした。自分が話を作る時も気をつけよう。

   お話の作り方について。
   この話、事前に取材をよくしたそうで、良く練り込まれています。伏線もしっかり引いてあって、熟読して楽しい作品です。たとえば、「三橋のヤツ、高等部行かねんだって!!」から始まる、あまりにも痛々しい冒頭、次のコマで既に三橋くんは(左上)と的を決めて狙って、命中させているのです。そうと知って見返すと、確かに彼は百発百中のコントロールを示しているのでした。タイトルページに描かれたまだ振動の残る的は、確かに9分割されているのです。それが意味を持つと解るのは53ページの後なのでした(でも、ちゃんと連載第1回めの中)。
   2巻のおまけ、マネジャの千代ちゃんが、犬のアイちゃんに話しかけます。「そいで三橋くんはまだヒット打たれてないんだよ!」スゴイね! って、わたしはスルーしてしまったんですが、「アイちゃんにはちょおっとムズカシイかな~~~?」って、7回までパーフェクト!! の伏線だったんですね! これが、欲をかいて阿部くんのリードが崩れる原因になったんです。ナルホドなぁ。
   「このバッテリーで三橋くんが阿部くんに逆らったらどうなるんだろう?」という素朴な疑問にもすぐさま答えてくれて(答:逆らえない。疑問を持っても三橋くんはリードのとおり投げる。投げて打たれて二人とも大ショックを受ける。これって大惨事? てゆーか一蓮托生)1-2巻のトラウマ克服シリーズは盛りだくさんでした。
   しかし、三橋くんが実はいい投手である理由って、話題になる度に違うんですが。     1:正式に指導を受けていないため浮くように見えるストレート(1話、阿部)
   2:速度と出だしの角度のかみ合ってない気持ち悪い球(3話、叶)
   3:1年間ほぼ無与四死球のボールコントロール能力(5話、叶)
   2は本人に当たらずに観察だけから割り出した話で、1とほぼ同内容ですが。もしかして、まだまだ出てくるんでしょうか。そうすると、かなり三橋くんっていいところまで行けますか?

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「おおきく振りかぶって」西浦高野球部のよいこたち

   え~3巻目に突入する前に登場人物の確認行きます。
   主人公は三橋くん。ちょっとのことに揺れ動くココロを隠すこともできないカワイイというかウザイ仔猫ちゃんです。最近カワイイというか面白いと思って見られるようになったな。(プロフィールを見て)AB型で一人っ子なら、ヒトとのつきあいヘタだろうなぁ。納得。
   で、相方は阿部くん。トラの瞳を持つ(虎ってタレ眼だっけ~?)頭脳派キャッチャーと。シニアリトルリーグまでやってたにしちゃ、髪長くない?
   初っ端からモモカン(百枝監督)に喧嘩売った丸刈りー太♪は花井くん。中学で四番を打ってたってのは坊主刈りの頭でも解りますね。私服の時はニット帽、ユニフォームじゃないときも極力頭隠してるし、実はお洒落さん。志賀先生の理論の時間でも、ちゃんと話についてこられるアタマも持ってます。彼は、ルックスでの判別性、物語での活躍度ともに高くてすぐに解るヒト。
   対して天才4番打者の田島くんは、試合でも練習中でも目立つ子なのに、ゴメン、おかあさん彼と泉くんの区別つかないんだ。くしゃくしゃの黒髪にソバカスで。せめてもう少し描き分けてくれよ、ひぐちサン。あと、(天然同士?)三橋の扱いウマイかも。
   分かるんだけど、名前が出てこないのが西表じゃない、栄口(サカエグチ)くん(こんな名字、埼玉にはあるんだ?)。彼は、偉大なる凡人。経験者ではあるんだけど、上記4人ほどの才能はない。ただ、いい人なので、日常生活で三橋くんのフォローはよくやってくれてます。ずっとコミュニケーション取ろうとしてくれてたみたいで、それが実ってきたのかパニクって涙目になってる三橋くんの言いたいことをすぐ言い当てるというシーンがあり、胸が温かくなります。合宿所に着いて、最初にトイレ掃除をやってくれるところ、志賀先生も感動しつつ見てました。あと、けっこー情報収集得意かも。
   分かりやすいのに活躍してないのは水谷くん。この子はお洒落さん。茶髪(トーン頭)に長髪です。このチーム、ベタ頭でないのはトーンすら貼ってない三橋くん(猫毛なんだろうな~触ってみたいっ!)と、丸刈り花井くんと栄口くんに彼だけです。あ、あとマネジャの千代ちゃん(女子)。瞬間視のテストのタイムも悪いし、パーフェクト・ゲームを台無しにする痛恨のバンザイ落球もしてくれてるし、実はへたっぴかも。頭は悪くなさそう。この子もタレ眼なので、帽子かぶると阿部くんと似てます。あんまりくっつかないでね。
   分かりやすい髪型と言えば、この子も坊主です、巣山くん。顔も厳ついので、判別性は抜群。試合ではまだ目立ってませんが、アタマは期待できます。瞬間視のタイムは花井くんや栄口くんと2位集団を形成してて、結構中学ではやってたのかも知れません。
   団子っ鼻の沖くんは、注意してれば分かる、かな。左利きなんだ。3巻になって注目されます。けっこー性格いいです。
   最後、さっきの泉くん。頼む、なんかひとつ特色出して。あ、泉くんの方が髪ちょっと長い。そんだけ。これが、田島と良く絡んでるんだ。野生児田島のおもりっつーかクビに縄役、多いです。
   あと、補欠の初心者西広くん。彼も頬骨出てて分かりやすいルックス。髪もまだちょっと長いよね。ベンチではメガホン持って応援係。目立つエピソードなし。
   そしてマネジャの篠岡ちゃん。合宿で一番仲良くなったのはマネジャと志賀先生、とおまけマンガにネタにされてた。またそれが本編で活きてくるのがスゴイ。阿部くんのファーストネームをちゃんと覚えてて「当然です」と言ってのけるところ、県大会の組み合わせを何年分も書いて持ち歩いて暗記もしてるところ、実は偉大なヒト。
   みんないい子たちです。モモカンが恐怖で支配してる(オイ)のもありますが、瞬間視のテストで手を抜いたやつが阿部くんだけだったというのも偉いし(彼の場合、三橋を元気づけるためというのもあるだろう)、監督、先生の話をまともに受け止めて自分の身にしようという態度が素晴らしい。大人が本気で子供に向き合ってるのが解るから子供も素直に言うことを聞くんでしょうか。

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2005年11月 9日 (水)

「おおきく振りかぶって」トラウマカップル

   でさっそく2巻も買ってきた訳だが。
   三橋くんのトラウマ克服シリーズは、とりあえず決着ついたところで。やっぱこれは、監督がいかんでしょう。理事長? 学園長? の孫が入部してピッチャー希望だったら、それはたしかにやりにくいわな。てゆーか、普通の公平感覚とか羞恥心とか自意識過剰だったら、自分から避けるって。でも、入部を許して、マウンドを預けちゃったら、1プレイヤーとして見てやらないと。ヘタだったら有無を言わさず下げる。ちょっと見ヘタでも玄人には解るセールスポイントがあるなら、そういう裏事情があるからこそ、説明責任を果たさなきゃ。大人なんだから。対抗の叶くんが、解りやすい速球派で落ちるフォークという切り札持ちなんだから。ああ、それなのに対する軟投派の三橋くんは頼みの綱のキャッチャーが頭固いやつだったもんだから……すげえ不幸。彼は、今イチ頭が足りなくて、三橋くんの能力を理解してないところへ、ヒイキイコール三橋は無能なのに居座る悪いやつ、だから叶のためにいびって良しとなってしまったんだな。根っから悪いやつじゃないらしいのに、単細胞が思いこんだらの地獄直行便だったんですな。
   こういう時が大人の出番だろうがよ! 最低!
   中学生、高校生ってのは、やっぱりまだ小さいひとなんですね。身体がまだできてないだけじゃなく、まだ心が子供子供してます。こういう子たちの指導にあたる監督・コーチにはホントにしっかりしてもらいたいですね。心身にひどい後遺症をもちそうだ。
   三橋くんを試合中じっとフォローし続ける阿部くんには恐れ入りました。キャッチャーってこんなにイロイロ考えるものなんですか。元カレに会って心みだれるヲトメそのものな感じの三橋くんに苛ついたり焦ったり。あんさん、そろそろその執着はストーカー化しそうでおかあさん心配よ。1巻から、めそつく彼に言葉のナイフをふるったり、ムカマークを顔中に貼り付けていた彼ですが、おかあさん的には
「どうしてそこでボディコミュニケーションを取らないんだ!?」といらいら。モモカンに言われて手を繋いでみるのが精一杯、頭に手をやってやったり、肩に手を置いたりすればいいのに。そのへんが現代っ子の限界か? 物語がいけない方向に堕ちるのをかたくなに拒否っているのでありましょうか? わたくしは地面にめり込まんとする初期の三橋くんにかかと落としを食らわしてやりたい衝動に何度も駆られておりますが。そういう、ノリでプロレス技を掛けるコミュニケーション、今の子はやらないの?(「へうげもの」では信長どのが愚息たちにやってます)
   まだまだ心を許すには早く、ヘビに睨まれたカエル、にゃんこの前のネズミちゃん的心情のようで(どう見ても彼は恐怖刺激)、でも目つきは仔猫ちゃんのような三橋くんに対するところの阿部くんはさしずめ虎かライオンでしょうかねえ。どちらかというと虎希望、「トラウマ」持ちだけに。 
   「オレの言うことを聞くピッチャー」にこだわる阿部くん、実はかなりのトラウマ持ちと判明。ちょっと泣かしてみたいかも、とまでは昨日は書かなかったけど、2巻末の予告でえぐえぐ泣いているのは若かりし頃の阿部くんであろうと。こちらの前カレも登場(これがまた無意味にオレ様なピッチャー。自分が進化したなら阿部くんもまた進化しているとはどうして考えが及ばないのであろうか。そして、どうして無闇に敵を作る発言を垂れ流せるのであろうか。相性サイアクであることは明白。登場時から阿部くんが(比較的!)口に出す言葉は選んでいるわけが解った。苦労してるのねえ)、
「ああ、サイショはSな彼にがんがんいかれてトラウマったわけね~」とらしくなくお下品な物言いをしてしまう今日この頃でした。
   (注!: おかあさん@管理人 早乙女まいね はやおい的同性愛を既存の物語に投影して見る鑑賞法は除外したい考えの持ち主です 念のため)

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2005年11月 8日 (火)

「おおきく振りかぶって」へタレエース成長記?

   今、アフタヌーン誌で連載中で、なかなか売れているらしい作品とは。気合い入れて作りましたという登場人物のストラップについて、モーニング誌でも大々的に広告してたし。ユニフォームを着た巨乳な女性のカットだけ見て、女の子が野球する話かなと思ってました、今日、お試し用の1巻を読んでみるまで。
   中高一貫の某中学で3年間エースを張っていた三橋くん、実はワケありらしく、ナインからは「あいつがやめるならオレ高等部でも野球やろう」って。べそかきながら、それでも投球練習してる三橋くん。「みんなオレのせいで野球楽しくなかったよね」と、高校に入ったら野球はやめるつもりで、それでも見に行ったグラウンドで、彼は運命の女性にとっつかまるのです。嗚呼、あの巨乳女性は監督であったのです。この百枝監督、スカーレット・ウィザードのジャスミンばりに身体能力があり、理論的で、行動力があります。指導力も。もう、迷える新入部員たちはいいようにあしらわれるのであります。代表:「女の監督ってありえねー」と入部辞退を口にした花井くん。芸術的なバットコントロール&ノック術、そして、甘夏の一番搾り(!)で見事に足を止められてしまうのでした。
   さらに、実はオレ様な名キャッチャー、阿部くんにその隠れた実力を認められ「オレがおまえを本当のエースにしてやる」と三橋くんは思いっきり首根っこ押さえられてしまうのです。彼、作品開始20ページにしてもう仕切ってます。三橋くんを利用する気アリアリだし。やめる気満々の花井くんに3打席勝負を持ちかけ、彼を引き留めつつ、三橋くんのぺしゃんこな自尊心を奮い立たせます(ついでに自分の名リードぶりもアピール)。これがうまい具合に奏功。そして、種明かし。三橋くんはくせ玉ピッチャーだったんですね。慣れると打てるけど、リード次第では全国大会レヴェル。「打たせた玉捕ってくれる野手と一点入れてくれる打者がいれば甲子園に行ける」って、もうチームを掌握してます。すげえわ。
   花井くんと言い、天衣無縫タイプの4番、田島くんと言い、脇もイイ!。
   これは楽しみな作品を見つけました。

   ……ゴメンもうちょっとだけ。
   阿部くんの超絶タレ目がいいっ! チッと舌打ちしつつ「迷惑なんですけど」と言わせてみたいっ!!(おかーさんはM?)自分の言うことを聞くエースをかたくなに求める彼はいったい何人の頑固なエースに泣かされてきたのでありましょう?

 

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可愛い子には足袋をはかせよ?

   「ドランク&ドラゴン」なんか知りませんことよ。なぜか今小学校では落語がブーム!? で、M山小学校、3年生の出し物は「寿限無」。劇にアレンジして、冒頭には笑点をイメージした大喜利コーナーもあるとか。
   「落語家役の子供は着物を着てください。できれば羽織も。足袋も必要。ない場合、作務衣や甚平などで対応してください」だとぉ? もう、3年生の電話連絡網はフル回転。早乙女家は金沢のおばあちゃんに電話して、羽織も長着も調達オッケー。
   「子供が着るなら肩揚げはしないと」っておかあさ~ん! わたしはニャンゴほども家庭科が好きじゃないんですぅ~。わたしの高校時代は浴衣も縫ってないです。肩揚げって、ドコをどう縫うの?(実家に泣きを入れて、今日マニュアルが届く予定。今夜は夜なべよ~)
   「足袋?」成長著しいカーニャ、七五三の時のはとうに履けなくなっております。   「いいよ、おかあさんのタビックス貸してくれれば」って、ひとの靴下を勝手に出してくるんじゃないっ。タビックスというのは、近年流行りだした足先が足袋のように2つに別れていて草履が履きやすくなってるソックスです。これが、牡丹やら鶴やら五重塔やらという日本柄を編み込んであって、話のネタとしても面白いと牡丹柄、撫子柄、七宝繋ぎ柄を去年の暮れに買って愛用してたんですが。最近は、気の利いた温泉旅館でも、冬にサーヴィスで出してくれるみたいです。やっぱり、浴衣には下駄、自慢の庭など歩いて欲しいけど、素足だと湯冷めが心配だったりしますし。
   「だってそれは花柄ではないか」かろうじて白地ではありますが。
   「ネタとしてかえってこれでいいよ」子供の口から「ネタ」なんて言葉が出るとおのが言動を顧みて反省したい気持ちがこみ上げます。
   「待ちなさい」
   丁度コンタクトの保存液も切れたし、見たい本もあるし、一念発起して昨日、郊外のショッピングセンターへお出かけしました。
   「子供が学芸会で着物を着るんで、足袋を。でも、コハゼが嫌いなんですけど」
   「ああ、今はお子さん用はみんな口ゴムになってますよ」
   「でもうちの子バカ足で、22センチもあるんですぅ!」
   「……それは、タビックスの方がいいかも知れませんね」呉服屋さんまでそんなことを。ところが、もう最近のタビックスは目もあやな色遣いで。とてもカワイイお子様が足袋の代わりに履くような色ではなくって。泣きながら家に帰り着きますと、旦那様が。
   「よし、いいモノをあげよう」
   と、出してきたのはいつだったか行った温泉でサーヴィスで出されたものの未使用のママ持って帰ってきたタビックス。何でもとっとくもんですね。とりあえずカーニャの学芸会コスチュームはこれで完成、と。

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2005年11月 6日 (日)

つり日和

   本日は晴天なり。ニャンゴは野球クラブの釣り大会で、朝から塩竃港です。朝5時校門集合。箱入り少年のニャンゴは海釣りは初めてです。「釣り道具、ある?」と聞かれて思いっきり顔を横に振った早乙女家のために、役員のおかあさんは昨日ホームセンターに初心者用セットを買いに走ってくれました。1980円也。
   「5時集合!? そりゃ追加の朝ご飯要るって、絶対。なんか持たせて」と旦那様のご指示でおかあさん4時起きしておにぎり作りました。見送ったらまた寝たけどね。
   お昼ぐらいから天気はかなり怪しめでしたけど、4時過ぎ、ちゃんとニャンゴは無事帰宅。「いっぺん全員の釣果を集めて再配分した」そうで、15センチほどのアイナメの他には、「リリースしたれや(^^;)」という10センチにも満たない小魚を3尾お持ち帰りで、有難く天ぷらにして頂きました。ニャンゴ自身もアイナメとカサゴが釣れたそうで、ビギナーズ・ラックってホントにあるんだなぁ。これに味をしめたニャンゴはこれから海釣りの貴公子に……ならないならない。

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芋煮会

   本日は、ニャンゴの野球クラブの芋煮会に参加です。実はおかあさんこれが人生初芋煮です。
   芋煮というのは、宮城・山形において秋に行われる野外鍋パーティです。河原や公園、レジャー施設などでかまどを作りたき火で火を焚いて大鍋に湯を沸かし、宮城風では豚肉で味噌仕立て、山形風では牛肉に醤油仕立てで里芋やゴボウ、ニンジン大根などの根菜類を煮てみんなで食べるのです。だから、アウトドア好きでお友達が多いと何度でも経験しますが、インドア派でお友達のいない早乙女家ではこれが初めてになるわけで……暗っ。
   野菜は分担して切って持ち寄るので、とりあえずかまどを作って火を燃やし始めます。これが、薪をあまり事前に用意しすぎると湿気るので、準備はセンスが要求されるんですね。今回は、かなりまえから用意してあった薪が倉庫の中で湿気ってしまって、今朝しばらく天日干ししてたんですが全然効果なく……。「少しは貢献しろ」といって連れ出した旦那様にかまど番を任せたところが、着火剤を続々投入したにもかかわらず、全然燃え上がってくれなくて。
   「おれは火もおこせないダメ人間OTL」と鬱に入ってしまわれました。失敗(このおーてーえるは両手を地について跪いてがっくり! のポーズを表してます)。
   コーチや慣れた他のおとうさんが活躍して無事炎は燃え上がり、A鍋:キムチチゲ、B鍋:山形風芋煮がほぼ予定時間に完成し、みんなで仲良く舌鼓を打ちました。キレイに2つの鍋ともに完食です。もう、ススの匂いまみれでひどい目にあったけど、やっぱり外の空気でものを食べると違いますね。
   各遊園地やレジャー施設でも用意があるところが多いですから(お財布さえ持ってくれば身ひとつで参加、食べられます)東北にお越しの際は是非おためしください。

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