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2005年12月 9日 (金)

「功名が辻」3 盛りだくさん!

   えーと、昨日はモーニングを買ってきたら、「へうげもの」と最近新連載になった双子漫画(これがヒドイ!)の感想を携帯経由で編集部に送ることに熱中してしまって、一緒に買った3巻は途中で寝てしまいました。「12月の本」の欄は途中のイヴェントで頭に血が上って書いてました。失礼。
   3巻は風雲急を告げる伏見城下、きな臭い空気をかぎつけて六平太は戻ってくるし、太閤はお千代さんにいどむし六平太はさらに火事場泥棒だし、醍醐の花見はあるし名護屋の仮装パーティーの回想はあるし。伊右衛門さんに側室を持たせようとの運動をやってる隙に家康とうとう牙を剥いて上杉攻め、と来れば伏見の留守宅では石田方のご妻女狩り。もう、イヴェント満載(こーゆーゲームの構成を念頭に置いた物言いはあんまりいい流行りではありませんな。「フラグが立った」とか。気を付けよう)。一番面白かった巻かも。醍醐の花見や仮装パーティーの記述はもう、見てきたよう。ああ、この情景を参加して見てみたかったなぁと思わせます。この前の大河の太閤記(竹中直人が秀吉の)、結構雰囲気出てたのでは?
   ええとね、頭に血が上ったのは、なんとか秀吉を退けた後、れいの甲賀しのび、六平太が「見ぃちゃった」と現れるわけ。この御仁、実はお千代さんに岡惚れ。お千代さんはもともと美人のところへさりげなく賢く、美的センスがいい。にこにこと明るくて、話をして面白いクレオパトラ型美人ですから。ホントにやばかったら助けてあげるつもりだった筈の六平太、秀吉の捨て身タックルを見ていて自分もあやしいキモチになったらしく。なるなよ。でも常にあらざる匂やかな侍姿で現れる辺りが男の純情。
   非常にしのびらしい行いだったわけですが。これは、本人言うがごとく「ヤってない」んでしょうか。一線超えちゃヤバイと思ってどこかで踏みとどまり、夢幻のうちに終わらせちゃったんでしょうか。それとも、幻術でもってお千代さんにはそうと悟らせずに想いを遂げちゃったんでしょうか。この描写がもうなんとも言えません。おかあさんも彼岸のシバリョウに往復葉書を出そうかしら。聞いてどうする。
   これを大河ドラマの秘蔵っ子香川照之と、仲間由紀恵でやってくれるというのは結構楽しみでありますな(このすけべえ)。
   思いに反する行為でありますが、ある意味、女性にとってはこういうのはアリなんではないかと。想いの余り、無理やりことに及ばれてしまう。けして暴力的なことは行わず。一度きりの夢幻の契り。……やっぱ、イヤかなあ。ご主人様に操を立ててる身では、すっごく迷惑、身を汚されたことに代わりはないかしら。ご主人様に秘密を持ってしまうことだけで非常な負い目かしら。そしてそういう場合は、無かったことにしてしまうのが一番、なのかなあ。これで馴れ馴れしくなられようものなら、即刻「逝ってよし!(死んじまえ)」なんですけど。そこはそれ、飄々とした六平太、元のようにお千代の危機に現れ、役に立つような、しっかり取るものは取っていくような。「忘れてあげます」が正しい対応か。
   見所満載の3巻は、家康がとうとう京都の騒ぎに気づいたところまで。伊右衛門くんも大名としての決断をしたところ、関ヶ原前夜で終わり。さあ最終巻を買いに行かなくっちゃ。

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コメント

亀コメントでごめんね~。
モーニングの話題がどこかに出てたはずだなあ、と思いつつうっかりしてました。あの双子漫画はひどい。見てていらいらするようなひどさ。お姑さんがでてきて、妊娠、出産の話へ進むようなのだけど……自分のことしか考えてないというか、自分の物差しでしか物事を考えられないようなつまんない女の話を延々と聞かされてる感じ?

投稿: とむ影 | 2005年12月21日 (水) 23時09分

 双子の件、あ、やっぱり?
 自分でも最初目が拒否してたのですが、2ちゃんねるのモーニング板でこれでもかとやり玉に挙げられていて。ヘンだと思うのはその人たちと、それを読んで影響されている自分だけなのかとちょっと落ち着いて考えてみてたんですが。……やっぱり不愉快だった。
 ハヤシマリコとか、柴門ふみとか「女性の本音を鋭くついている」とされる作家の作品は、わたしが読むとそのエゴとかネガティヴな考え方とかがついて行けなくてとても疲れるんですが、ああいうのが女性みんながもってる感情だとしたらそりゃあわたしの描きたい世界はリアル女性じゃないわ、当然。
 なら、双子漫画もリアル主婦はああいう考え方を当然と受け入れて共感できるのかと思ってしまうところでした。

投稿: まいね | 2005年12月22日 (木) 23時27分

そうそう、つまんない、という話でなくて、はっきりと「不愉快」って話なんですよね。少なくとも私にとっては。
別の意味で「働きマン」も嫌ですが。
この漫画は、正論でがんばってる女性(および男性)へのエール、なんですか?
正論なのも、彼女ががんばってるのもわかるんだけど、わかるだけにもどかしくて嫌なところと、逆にその生き方は納得できないようなところとが微妙に混じってて嫌な感じ。

例えば今回、多分早々にダメんなるだろうな、と思っていた彼氏と、完璧に破局を迎えたわけで……読後感悪かったです。

投稿: とむ影 | 2005年12月28日 (水) 16時21分

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