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2005年11月19日 (土)

「おおきく振りかぶって」心理学科卒マンガ家?

   「おおきく振りかぶって」の作者、ひぐちアサ氏は心理学科卒だそうで。「心理学科卒らしい細かい心理描写が」云々とか、紹介記事にはもっともらしく書いてあって。へえ。心理学科卒には敵いませんな。おかあさんも将来を考えたら国文なんかチンタラやってないで心理に入ってればよかった……? 
   心理学科卒って「自己紹介で言うと怖いって言われるの」とか当人たちは言ってましたけど。そんなにひとの考えてることバシバシ解るもんですかね? その昔、心理学科生の揃ったわが合唱団で、お遊び企画で当時の3年生以上の女子についてお互いどちらかというとこんな性格、と「わたしの思う○○ちゃんの性格」というのをかなりしっかりしたアンケートをとったんですね。几帳面-大ざっぱ、いつも冷静-感情動きおおきい、積極的-引っ込み思案、などなどいろんな項目を立てて。それをさらにAちゃんだとこの3項目が突出していた、じゃあ、この3項目が目立つひとをAちゃん型(簡単に言うと、マジメで実力派タイプ)、Bちゃんだと、別の2項目が特殊、じゃ、これをBちゃん型(感情的女のコタイプ)、次、さらにCちゃん型(マイペース他人を気にしないタイプ) というのを設定して、20人ほどもいた女子をタイプ分けしたんです。おいおい。かなり面白い結果が出ましたが。なにせ東京で最大規模の団体で。幹部をやっていて目立つ子は、それなりにしっかりした個性をもっているし、そうでないと技術的リーダーとか、マネジャーとか、任せられないわけです。で、「自信に満ちあふれている」とか、「よく気がついて親切」というポイントが高いわけ。逆に、幽霊部員だと、もしかしてスゴイ個性を持ってるのかも知れなくても、よく知らなくて「この子、とっても時間にルーズ!」とかにマルつけちゃうことはできない。「……ともいいきれない」が続いて、「なんか特徴ないけどいいコ」になってしまうんですね。コンピュータ解析結果をにらみつつ、心理学科生が院生まで雁首揃えてああでもないこうでもないと人物評を繰り広げた結果、ただ一人、「解析不能」人が出てきまして。それがわたくしです。成立上決して類似してはいない概念である筈のAちゃん度もBちゃん度も高く、さりとてCちゃん度も平均以上とかいう結果が出て、もうお嬢さんたち匙をポイ、だったそうな。心理学科といえども、そうそう人の心を簡単には測れないものでございます。
   ひぐち氏の作品が優れた心理描写を備えておりますのは、氏が学校で学んだことを自分の仕事に生かしているのかも知れませんが、細かい心理的駆け引きの面から野球を描いたからと言って「心理学科卒」によるマンガというのはあんまり短絡的すぎないかなぁ、と愚考致しました次第。要するに、おかあさんは心理学を信頼してない?

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コメント

>「心理学科卒らしい細かい心理描写が」云々とか、紹介記事にはもっともらしく書いてあって

そういう記事を書くようなひとは、女性だから細やかな筆遣いとか、平気で書いちゃうんでしょうかね。そういうステロタイプじゃない紹介はできんもんかのう……

投稿: とむ影 | 2005年11月22日 (火) 13時15分

   ん~そうですな。でも、我ながらあやしいほどのこだわりよう。よっぽどショックだったのかな、心理学分析の件は。
 「おお振り」の作品中で一球一球、これでもかと心理戦を描いてあるのは事実。どうぞ味わってご覧ください。それを、作者さんの専攻にからめてしまうのは受け止める方のアタマが固いということですかね。

投稿: まいね | 2005年11月22日 (火) 21時44分

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