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2005年11月12日 (土)

「おおきく振りかぶって」4 よいこの日常

   うわ、寝ちゃったよ。4巻はねー「試合なくてつまんなかった」ニャンゴ談。でも、レンレン(三橋くん)のお誕生会が面白かったかな。西浦ーぜ(これはシロガネーゼの「ぜ」? チームニシウラという意味の「西浦勢」?)はみんないいこです。最近はフォロー関係が行き届いて、口ごもるレンレンの代弁者、野生児田島の手綱を引くやつ、イロイロ見られてウレシイです。しかし、レンレンと田島と同じクラスって、大変だろーなー、泉くん。でも、いいカンジにさばけたコなので負担感が見えず、ホントに胸があったかになります。親分気質の花井キャプテンも。こんなにいいコだったとは。試合のない日の描写が全くないスポ根ものとちがってこういう日常描写が楽しいです。
   いいコぞろいのナイン(プラス補欠)に比べ、どんどん黒さを増す阿部くんであります。いや、底には熱き野球への情熱と得難い名投手レンレンへの執着があるんですけど。三橋邸の庭に作られたコントロール練習用の的をチームのみんなに見せてレンレンへの信仰を強制したりたり。
   「田島、マネできるか」と、阿部くんは計略をもって田島くんを指名します。天才児田島も感服すると言わせたいために。それに本能で答える田島くん。
   「努力のタマモノだろ。真似はできないよ」珍しく真面目な顔で。そして、
   「行こうな、甲子園」と三橋くんを同等のチームメイトとして声を掛けるのです。
   これがこのチームの魅力なんだなぁ。冷や汗ものの深謀遠慮な頭脳プレーと天才の技術そして天然で善良なハートの絶妙なコンビネーションです。田島の天然、栄口の善良さ、泉の小僧っぷりが失われることがないことをわたくしは切に祈るものであります。阿部くんの黒さは何とかして欲しいにせよ。
   今回、抽選会でトラウマ源の榛名さんにレンレンを見下されたと知って彼の悪い試合結果を決めつけたり(呪いと表現されてるサイトもあったなぁ)。相手チームの情報を全然覚えようとせず、ペラ1枚のリストさえ見ているうちに居眠りを始めるレンレンに切れてベンチを蹴飛ばし「はーいおきてくださーい」と額から眼のキワまでタテ線びっしりの青ざめ怒り顔で言っちゃう。黒い。黒すぎます。思いっきり引いてしまった。あーあ、でもそういう顔が魅力的なんだからこの人は困った。細かいところでは、栄口くんの受験の時の下痢話をチームのみんなに話しちゃったり(同じ中学出身。受験の頃から付き合いあったのか)、悪いクジを引かないように緊張する花井くんに「くじ運悪いだろ」とプレッシャー掛けたり。うん、阿部はひどいヤツ。現実の野球関係者には人気だそうです。こういう、自分から動けるクレヴァーな捕手。
   関係ないけどモモカンはどうしてこう魅力的なんだろう。あれだけ長い髪がくるんくるんとアタマの上にまとまってしまう不思議。量がそんなにないのかな? 三つ編みにしてもその細さに驚いちゃう。髪ばっかじゃないです。素晴らしい目標設定力と達成能力。少年たちに反駁を許さない話のうまさ。要所で見せる輝く笑顔と飴と鞭。阿部くんがトラならこの人はライオネス。眼の力といい。たてがみあるしね(メスにはないです)。

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