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2005年10月 1日 (土)

「どんどん橋、落ちた」騙されても爽快

   ええと、「どんどん橋~」について、もう少し。綾辻行人による短編集。犯人当ての推理クイズ集のかたちで、冒頭の「どんどん橋、落ちた」が、もうアンフェアってゆーかなんというか。問題編のほんのちょっとした記述で、わたし、トリックには気づいて、ナルホドね~と、動機にも気づいたのに、犯人は外しちゃった。子供がやられたんだからおかあさんが復讐で決まり、って。問題文中、彼女には不可能って何度も出てたのに。アレですね、思いこみで突っ走って間違った被疑者をつかまえちゃう引き立て役の刑事さんと同じことしてますね、わたし。
   デビュー作以来、「人間が描けていない」と言われ続けたのに苦しんで思いついたとか書いてありまして、胸が痛みました(いや、だからってこのオチはブラックだと思うけど)。それって、わたしも言われたことありますもん。自分の世界を築きあげるために、ある程度の交際を犠牲にして思考を巡らす性質の作家もあってもいいじゃない。人間を描くって、どういうことよ? 人間が動いてるから物語は動いてるんじゃないの? 「十角館の殺人」は、ミステリに傾倒するあまり浮世離れしている連中だからこそ成立したトリックってのもありますから、ある程度はああいう描写が必要だったとわたしは思うんですけど。
   わたしの大学時代の友人、後輩のあだ名って「チャーリー、ジョリィ、ハリーにダック、ジョニー、パイン」でしたもん(全員日本人)。「エラリィ」、「ルルゥ」と呼び合うサークル仲間、あんまり違和感なかったです。
   影響を受けた本、の中に「十角館の殺人」入れようか迷ったんですけど。大好きな作品ですよ、今でも。

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コメント

中一の読書感想文の課題図書一覧に氷室冴子の本もあったよ。内舘牧子の本を授業で取り上げたりして、先生やるなぁ、って感じ。でも男子どもに男女の深いところが理解できるのかしら。

投稿: 川越母 | 2005年10月 2日 (日) 11時24分

ううむ。まるマシリーズを読んで平気で読書の宿題の数のうちとして提出したニャンゴの例もあるしナァ。
文章に親しんでくれればいいということですか。
しかし、コロコロ読んで喜んでるあたり、うちの子に限らず男子一般の心の発達は遅いと思われ。

投稿: まいね | 2005年10月 2日 (日) 21時04分

やはり男の子は中学生ぐらいにならないと……。○マで読書に開眼した息子は、氷室冴子の多恵子ガールやなぎさボーイを楽しんでいましたよ。

投稿: とむ影 | 2005年10月 3日 (月) 18時16分

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