« へびのあな | トップページ | 総合学習は農業学習? »

2005年10月21日 (金)

松井は郷土のヒーローだ

   ニャンゴが野球を始めたので、松井秀喜の伝記なんか買ってやっちゃって。
   松井は石川県出身なわけで、もう、たいして有名人のいない石川県としては一押しの人物であります。それが金沢市内の出身じゃなくて、小松の方の、それも郡部(根上ねあがり町)だから野球好きのパパが仕込んだとかじゃなく、お~らかな田舎町が育んだ普通の、「身体のおっきい体育のできる子」だったようですね。で、普通に近所の子供たちや年の近いお兄さんと遊ぶと。
   やっぱり、いい体をしている秀喜少年が球を打つとよく飛ぶんです。で、面白くないお兄さん他は、「秀喜ルール」を作ってしまう。黒いハンデです。ボールを見のがせば「それ、ギリギリ入ってた」、大飛球を打てば「ファールね」。あんまり打つもんだから、「ホームランバッターは右打席だよな。秀喜、今日から右で打て」って、無理やり右利きなのに逆のバッターボックスに入れちゃう。黒いです。あんまりひどいもんだから、秀喜少年、ついに怒った! バットでもって、ガラスをガチャーン! これを、松井パパが見てまして。松井のおうちはマイナーな新興宗教らしいですね。おばあちゃんが霊能力があって教祖をしてるとか(だからPLに行かなかったとか。はい、眉にツバ、眉にツバ!)。それで、お心のできているパパは、まず秀喜少年に言った。
   「なんだ、ガラスを割ったらあぶないぞ」
   黒いお兄さんズを叱るでもなく、切れた秀喜を叱るでもなく。ただ、ものを壊して怪我をしたら危ないということだけを指摘した松井パパ。人間ができてます。嗚呼、梵天丸もかくありたい(古い)。
   中学、高校と野球を本格的にやるようになって、やっぱり敬遠とかしょっちゅうされるようになります。あまりのことにバットを投げ捨てて一塁に向かおうとしたときに、時の監督さんがまた、「その態度はなんだ」と叱ってくれる。
   嗚呼、松井はこの陰湿な石川県の風土が育てたのでありました(オイ)。
   それで、なんとか高校に5敬遠をされてもじっと我慢の子で有名になり(甲子園以外では結構活躍して実力もアピールしたらしい)、長嶋茂雄氏に一番クジでドラフト指名されてジャイアンツ入りするわけですな。
   ところが、石川県は田舎なので、ついバブルの頃まで日テレが映らなかったんです。だから、野球は巨人より、阪神、中日ファンの方が多くって。松井少年も阪神ファンで、年に一度しか県営球場に来ないタイガースの選手に会える日を胸を熱くして待ったらしく(甲子園も遠いですから、ちょくちょく行けるってもんでもなくって)。それで、一期一会を大切にしてめったと欠場しない松井秀喜ができたわけです(で、あんまり巨人のブランドにありがたみを感じていないと)。
   しつけのよい犬のように、理不尽な扱いにもだまってじっと耐え、まじめに地味にできることをこなし、ここぞと言うときには力を発揮する。
   松井秀喜という選手を郷土の英雄としてもててとっても誇らしく思うわたくしでした。
   あとは、地味でも料理が上手でノリがいいお嫁さんが彼の人生を楽しくバックアップしてくれることを祈ってやみません。局アナとか、タレントとかは、イヤだな。能登の温泉旅館の娘とかにいないかしら。森久美子(このひとは宮城の温泉旅館の娘)みたいな。

|

« へびのあな | トップページ | 総合学習は農業学習? »

コメント

初コメント有難う御座います。まさに彼は石川県の郷土の星ですね。小学校から大学まで野球をしていました。趣味と言えば野球!!と答え、巨人、ヤンキース、松井のファンです。いろいろ野球以外も記事にしていますがご興味あればまた御立ちより下さい。
まずはお礼まで。

投稿: オガチャン | 2005年10月21日 (金) 12時40分

久々お邪魔します。
私も、最初は「こいつ、地味ぃー」と思っていましたが、なかなかの好青年、野球を愛するその心意気はすばらしいと思っております。あんな風に真っ直ぐに息子が育ってくれれば言うことなし。しかも高収入。こうなったら、私もゴジパパを見習ってCDデビューしようかしら?

投稿: 川越母 | 2005年10月21日 (金) 22時01分

すいません、松井秀喜を誤解してました。そういう下積みの苦労があった、理不尽な扱いにもだまってじっと耐えてきた男だったとは。巨人であんなに活躍していたので、なんとなく、ずっと野球の優等生で陽の当たる道のみを歩いてきた挫折を知らない男だったのかと。野球じゃないたとえ方をするなら、小学生のころは学級委員で中学高校も学業優秀、偏差値の高い大学に入って卒業後有名企業に就職したような鼻持ちならない(ステロタイプですまん)男だったのかと……これからはサブレだけでなく本人ももっと応援します。

投稿: とむ影 | 2005年10月25日 (火) 14時26分

あ、わたしも彼は恵まれたひとだと思ってました。書名は旺文社の「松井秀喜 メジャーにかがやく55番」です。飯嶋智則・四竈衛両氏がホラを吹いてなければ松井はこのような少年期を過ごしたと言うことになります(今確認したら、中学時代の敬遠バット投げ事件で叱ってくれたのはコーチでした。その場でビンタ! だったそうな)。
高校野球は県下一番の野球の強豪校で四番を張り、甲子園で注目されて読売ジャイアンツに1位指名というと明るいトコばっか歩いてきたみたいですけどね。
あだ名はゴジラ、コマーシャルは焼き肉のタレと、3の線ばかり強調されることで若い頃は少し腐ってたらしい話も伝わってます(子供向け伝記にはさすがに載ってないけど)。AVマニアとか。そーゆーとこも好きよ。
加賀丸芋使用のメジャー松井サブレもよろしく。

投稿: まいね | 2005年10月25日 (火) 22時58分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 松井は郷土のヒーローだ:

» 松井秀喜自主トレ、マンハッタンで始動!! [オガチャン的ライフ]
アリーグ、ナリーグともリーグ優勝チームが決まり大舞台のワールドシリーズが始まる。どちらとも投手がいいチームだけに投手が崩れる、中継ぎ、抑えの継投ミスに突け込んだチームがリングを掴むと予想したい。 本当であれば、この時期にヤンキースは勝ち進み我らが松井秀喜の勇姿を見たいと思ってもその夢は来季の楽しみとしてとっておこう。シーズン中、夜型生活が続き9日間の静養から少しずつ朝型へと生活リズムを変えていっ�... [続きを読む]

受信: 2005年10月21日 (金) 09時26分

« へびのあな | トップページ | 総合学習は農業学習? »