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2005年9月25日 (日)

こんなとこまで「戦後政治が悪い」?

   旦那様とわたしの意外な共通点。それは、「名前で苦労した」ということ。わたしは30年早かったアムラー(もはや死語)で、昭和40年代においてはサザエさんのお父上との類似のほうが印象に残りやすかったです。旦那様は、難読の方で。平易な2文字の組み合わせでありながら、あんまり人名には使われないもんでかえって深読みを誘ってしまうというパターン。そのまま素直に読めばいいのに。というわけで昔から自己紹介の時には自然と神経ピリピリだった二人です。
   ですんで、ニャンゴが生まれたときも、二人の間で命名のコンセプトは明確に示されました。「奇をてらわずに、絶対読み間違えられない単純な名前」。ニャンゴはわりと同名の人に出会わない名に落ち着きましたが、カーニャはもう少しひねっても良かったかなと思ってます。字を問わなければ同名の子ばっかり。同じクラスに3人ぐらいいて、先生は気の毒にフルネーム呼んでいるそうな。
   さて、そういうわけで人名漢字が増えたり、変な名前を無理やり付けようとして裁判沙汰になったりすると夫婦して興味津々なんですが、この本はちょっと期待してたのと違う感じ。『「名前」の漢字学』阿辻哲次、青春新書。
   なぜ人名用の漢字で揉めるのか、その根本的なところまでさかのぼって説いてあって、要するに「当用漢字制定の時に穴があった」→固有名詞については逃げていた。「省庁が縦割りで相互連携がなかった」→漢字を統括する文部省他とJISコードを統括する通産省と名付け裁判を扱う法務省の三つどもえ ってカンジですか。実に戦後日本らしい元凶だったのでした。あと、それに、ワープロの普及で一般市民が難しい漢字に抵抗がなくなってきたことと、子供を個性を尊重して大切に育てることが重要視されてきたこともあるかな。思っていたほど個々の珍名さんをあげつらうような内容(語義と違う意味で使おうとしているとか)でなかったんで拍子抜けでしたが、それはそれで面白かったかなと。

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コメント

川越母ってちょっとベタな名前だった?
ちなみに、私の最近生まれた親戚の子は「碧海」と書いて「あくあ」と読みます。すごいっしょ。

投稿: 川越母 | 2005年9月25日 (日) 22時12分

川越母さん、そりゃ、一目見てピ~ンと来ましたが。いや、この本でも話題にされてる「一字一書体」(漢字一字に対し通用する書体を一字のみと定め、俗字や異体字を認めない基本則。最近例外が認められつつある。凛とかね)の例外で御苦労されてる方でなかったらゴメンナサイよ。
「碧海」と書いてあくあちゃん、なんの、そんなの平成生まれとしては絶句するほどのことではありません(タメイキ)。2ちゃんねる育児板の名付けスレではもっとスゴイのが日夜報告されてます。

このセンセイ、例の人名漢字を増やす検討会にお呼びのかかった漢字学者らしく、仮発表になった時つるし上げられたイメージの悪い字まで候補にしてしまった経緯について言い訳をぐちぐち書いてます。これがこの本出したかった理由ですか。ちょっとチキン?
近年の、積み重ねられてきた伝統より自分の感性を大切にする人達は自分たち「有識者」の思いも寄らないような変な字を人名に使いたいらしいから、この際なんでも入れとくか、というスタンスになった模様。
いや、有識者も大変。

投稿: まいね | 2005年9月26日 (月) 11時56分

他人と違う名前が欲しい、から揉めるんでしょうかね~。名字の漢字だって、こだわる人はほんのちょっと(のように私には思える……すまん)異体字にとてもこだわりますもの。
画数の多い漢字は、小さい子は書けなくてたいへんみたい。低学年の冬休みの宿題の書き初めなんか、涙を誘われる時があります。

投稿: とむ影 | 2005年9月27日 (火) 00時35分

うはは、そうそう。M山小学校は最初はファーストネームだけをひらがな書きでいいようですが(あまりに大変なので緩和したのであろうか)。
翔馬君や黎くんはいつになったら自分の名前を漢字で書けるのでありましょう。こないだの少年野球大会、煕×君って子がいたわ。○○球場の誇るウィンドウズ95(!)運用のフルオートバックスクリーンに字が出せなかったです。可哀相に、親を恨んでくれ。
小学生って、低学年のうちは習ってない字は自分の名であろうと漢字で書いちゃダメじゃありません? カーニャのお友達の聡一郎くんは「そう一ろう」って書いてあって、失笑(ゴメンよ)。おばちゃんも、名前の真ん中だけしか小学校時点での学習漢字がなくって○美○っていうまぬけな書き方してたわ(高学年になるとなし崩しにOKされるようだ)。
やっぱさ、小学校で学習する程度の字を使ってあげましょうよ(つっても旦那様のような難読くんもいるわけだが)。

投稿: まいね | 2005年9月27日 (火) 12時46分

私はありふれた名前ってが悩みでした。
算数の教科書に
「太郎君はりんごを3つ、○○子さんはみかんを5つ買いました」ってなのによく出てくるから(その時代にしても若干古風でした)。
でも、そんなの人生のほんの一瞬ですよ。(^_^;)
苦労があればあったで、なかったらなかったで、まあ、いいんじゃないって感じ?
それを言っちゃおしめえよ、てか。

投稿: アマサイ | 2005年9月27日 (火) 17時50分

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